行燈徒然日記

雑多に色々と・・・ 読んでもつまらんよ!

なにげに思い出した話

2005年10月19日 | Weblog
かなり前に知り合いに聞いた話。
十数年前、コンタクトレンズが高級品だった頃。
ある男性がホテルに宿泊し、就寝前に水を入れたコップに、
外したコンタクトを入れ眠ったそうだ。
しっかり熟睡した男性は目覚めた時に、
ついうっかりコンタクト入りの水を、ゴクリゴクリと
飲んでしまった。
直ぐに気付いた男性はコップの中を点検したが、
既に遅くコンタクトは無情にも一枚しか発見されなかった。
慌ててメガメ屋に相談に行った男性だったが、幸いコンタクトは
消化されずに排せつされると説明を受けた。
その日以来、営業カバンの中にザルを忍ばせトイレに行く度に、
自分のナニを丁寧にこして、排せつ物の中からコンタタクトレンズを
探す悪夢の日々が続いた。

事情を知る同僚も心配し(半分は面白がって)コンタクトは見つかったかと、
聞いてくれるだが皆の期待に反し、コンタクトはいっこうに発見されない。
徒労の日々が男性の上を通り過ぎていった。
諦めた男性は、片方のレンズを持ち再びメガネ屋へ、そして新しい
コンタクトを注文したのであった。メガネ屋にコンタクトを渡したその瞬間、
なんと一枚だと思っていたコンタクトレンズが、2枚になっているではないか!
レンズ同士が重なっていた事にやっと気がついた男性は、喜び勇んで帰宅したが、
悲劇はその後に待っていた。

事のしだいを同僚達に説明しても、全く信じてもらえず。
それどころか、「良かったな、やっと出てきたのか」とか、
「そう言えば右目が黄色い」などと言われ、心外な日々を送るはめになった。
あれから随分時は経ち、男性は管理職になった。
しかし今でも同輩達から密かに「ウンコ目」と呼ばれている。
それどころか事の成り行きを知らない部下達からは、何故か「目」の一文字が
割愛され、ウンコ課長と陰口をたたかれているそうである。
なんともおぞましい事である。
コメント
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