アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2009-01-02 11:28:10 | 絵本
「きみのままでいいんだよ」(4分半)
エミーリオ・ウルベルアーガ:作
みなみななみ:訳
いのちのことば社:発行
2007.7(1400円)

<訳者のあとがきより>
この絵本に出てくる動物のように周りの人と自分を比べて、自分もあの人みたいだったらいいなと思ったり、他の人は持っているのに自分にないものを数えだして、自分はダメだ、と悲しい気持ちになることってありませんか。でもそんな時、なりたい自分に無理になったとしても、それはちょうどサラが想像したかいじゅうのように、本当の自分らしさからはほど遠い別の誰かになってしまうでしょう。
作者のエミーリオ・ウルベルアーガはクリスチャンです。ですから、神様がすべての生き物をあえてちがうように造ったこと、造った後でそのひとつひとつを「すばらしい!」と思ったことが聖書に書いてあることを知っていたのだと思います。そして、首がながいのも泥んこの中にいるのも人間も、みんな違って、みんな素晴らしい。あなたはそのままでとても価値があり、あなたのことを大切に思っている、と神様が語りかけていることをこの絵本を通して伝えたかったのかも知れません。
人と比べてがっかりしている時、この絵本を開いてみてください。そして、自分は自分でいいんだと感じてくれたらうれしいです。

プロフィールによると
訳者はケニアでスワヒリ語を学び、少数部族の村に滞在しながら識字教育の本の絵を描いたり、野生動物とのふれあいを楽しんだとか。
その経験が可愛いイラストに表れている。