雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(19」
“シーチン”修一 2.0
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/131(2020/6/26/金】旧暦5月6日、五月雨(さみだれ)、梅雨真っ盛り。五月蠅(うるさい)蠅はいないけれど油断すると蚊に刺される。蚊取り線香やアースノーマットをし忘れると痒いし、警戒を怠ったという悔いもあるから落ち込む。自分で自分を責め苛むのだ。
「バーカ、呆けてんじゃね? 痒い経験をいくら重ねても失敗する、学習能力ゼロ、そんなんでアカと戦争できんのかよ、足引っ張んるんじゃねーの? ボク痒くて歩けません、だって・・・笑っちゃうよ。
恩師に厳しく育てられた松陰先生は蚊に刺されても『これは私事、天下国家の大事ではない』と自戒した、眉一つ動かさない。
松陰先生とあんた、月とスッポン、同じ人間じゃねーよ、♪愛想尽かしの言葉が ダメなあんたにおにあいサ・・・世良くんも嗤ってるぜ・・・
根性なしのインポ野郎! 顔を洗って出直してこい!」
ああ、そんなに責めなくても・・・体の欠陥までも・・・もう生きるのが嫌になった、遺書を書いて、あいつを責めて責めて責めぬいて、二度と表を歩けないようにしてやる、生き地獄、あいつが苦しむさまを見てやろう・・・フッフフ。
「当てつけ自殺」って日本特有なのか。「鬼神となって恨み晴らさでおくものか」とか。心中も日本産?「ならぬ恋 せめてあの世で 添い遂げん」なんてありそうだ。
WIKIの「世界保健機関による自殺率」を見た。「自殺死亡率は、統計の信頼性や更新頻度が国によって異なるため、単純な比較が難しい。WHOが2014年に発行した『世界自殺リポート』では順位付けはしていない」そうだ。
最新の2016年の人口10万人あたりの自殺率を拾ってみた(馴染みのある国だけ)。
ロシア31.0 韓国26.9 ウクライナ22.4 ベルギー20.7 ハンガリー19.1 日本18.5 フランス17.7 スイス17.2 インド16.3 フィンランド15.9 オーストリア15.6 アメリカ15.3 スウェーデン14.8 タイ14.4 ドイツ13.6 オーストラリア13.2 デンマーク12.8 オランダ12.6 カナダ12.5 ニュージーランド12.1 ノルウェー12.2 朝鮮11.2 中国9.7 イギリス8.9 イタリア8.2
(朝鮮はそもそも人口統計がないし、食糧事情も悪いからまったく当てにはならない)
寒い旧ソ連圏や北欧の自殺率の高さは、心身を温めてくれるウオッカなどによるアル中由来(鬱病、現実逃避)や日照不足の影響だろうか。欧州のリゾートは「太陽がいっぱい」を求める北欧人で賑わっている。友曰く「北欧人は真っ白!」、身体検査したようだ。
韓国は堂々の2位。強者に群がり、弱者は見捨てる、村八分による孤立を恐れる、感情的という社会、国民性ゆえか。
ハラキリ日本も上位だが、そもそも自殺を忌避する文化、倫理がない。それどころか自裁(自分の後始末)を考え、実行する人は敬意を表される、「立派な最期でした」と。
〇〇忌 昨日△△ 明日は□□・・・何十年も祀られる。みんな好きなのである、祀るのも祀られるのも。奇妙な国だが、多くの国民はその国柄を好きなんじゃないか。
些事で自殺すると「ビョーキじゃね?」と軽視されるから、やはりそれなりの大義とか哲学が求められる。努力しないと死後の栄誉は得られない、狭き門・・・あまりにも大変だから凡人はゴールになかなか達せず、「いたずらに齢を重ね」世界有数の長寿国になってしまった。
自裁好き 機会得られず 長寿かな(修)
まったく不本意というか不思議の国のそんなのアリンス、何なんだ、みんな分からないから世界の人も分からない。ビッグバン以前のことが知りたくても「永遠に分からない」のと同じ、考えて考えて、考え疲れるとようやくお迎えの車が来る。
「ずいぶん遅かったねえ」
「大陸の民族は繁殖力が凄いからなかなか回収が追いつかん、優先順位を決めて24時間年中無休でやってるけど、東の果ての小島の日本原住民、歓蛙葦(かんかえるアッシ)族はあまり繁殖しないし無害だからね、どうしても後回しさ。
島国は他民族との緊張が少ないから長生きだね、繁殖の必要はあまりない、食糧生産も少なくて済む、ただ隠れるところがないから襲われると弱いね、陸の孤島のイスラエルのように核兵器を持たないと抑止できない、攻撃力は最大の防御力だ。今のような専守防衛はノーパンミニスカで誘ってるみたい、まるで挑発だ。
長生きは結構だけれど智慧があるから「古老」でね、智慧がなければただの老人。智慧も力もない老人ばかりじゃ亡国さ。若い人が安心して繁殖できるようにするのが現役世代の務め。智慧者を集めて備えるこった・・・
おっと、お喋りが過ぎた、右良し、左良し、後方良し、前方良し、それじゃあ冥土号、出発進行!」
閑話休題。フランスは個人主義で家庭というブレーキが利かないためか、スイスはドラッグの影響だろうか、日本に次ぐ自殺率だ。米加を含めた英国系はプロテスタントで楽天的、もちろん自殺はダメだから?
ドイツ人の自殺率は低い方だが、「俺は正義、死ぬ理由がない」とか言いそうだな。この思い込みの激しさ、単純さは病的で、ヒトラーはそれに乗じた。痴呆症的ダマサレタイ病みたいで、今は病膏肓、アカモドキ≒アカのよう。
(彼らから見れば日本人は理解不能の動物だろうから、ま、お互い様)
イタリア人にはそもそも自殺は似合わないような・・・中共もコロナも恐れないのは明るい性格もあるだろうが、楽天的でケセラセラ、そこまでいくとそれなりに大したものである。アモーレ、アモーレ、アモーレミオ!
こう見てくると日独伊の枢軸国・・・やっぱ、これ、ちょっとヤバイぜ、勝てる布陣じゃなかったなあ。
これからは「中露朝韓連盟」が発足しそうだが、個性強すぎ! やたらと襲う人食いパンダ、悪事のデパート巨大ヒグマ、狂犬病の餓狼、この上なく怪しい妖怪狐・・・最初っからバラバラ!
共産主義では一致しているけれど、そもそも殺し合ってきた敵同士でもあり、自由民主人権法治&反トランプという共通の敵はあっても心の底では嫌い合っている感じ。名ばかり鉄血連盟、信心にニゴリが目立つなあ。
因みに世界全体の平均自殺率は10.6、中国は9.7。中共は「数字は創るもの」だから、平均よりちょっと下げたのだろう。実態は分からない。
長くなったので筆をおくが・・・困ったものだよヂヂイの長ションって誰かが言っていた、後ろがつかえるからね・・・ときどき正気を取り戻すと反省するんだが・・・
ヘーゲルとニーチェがヒトラーを産んだと「第三帝国の興亡」(シャイラー著)にあったなあ、「私は正義」病で干渉好き、共産主義と支那も大好きな騒動士、ドイツ人次第では続編「第三帝国の再興」や「中露独朝韓連盟」もあり得る。
マルクスを含めてドイツ人は「良かれ」と行動して「災難を招く」という残念な生き物みたいだ。小生も自戒しよう。
自由世界の主敵は中共であり、中共応援団の世界中のリベラル≒アカモドキ≒アカも敵である。まず各国有志は各国の中共応援団という「城砦」を崩して応援団を追放する。これはできる。
次いで支那の改革派の大規模デモが本丸北京の中共中央を孤立させる。これはアンチ習近平の派閥が動かなければ絶対に不可能だ。軍隊は勢いのある方に付く。車椅子でも江沢民あたりのアンチ習近平の(ロシアにおけるエリツィンのような)象徴が必要になる。
これが最大の難関だ。
人民を糾合し、軍隊も納得させるような神輿(日本は帝)が今の支那にあるのか。トウ小平クラスの大物が必要だ。英雄は激動期にヒョイと現れることがある。西郷先生や大村益次郎、東郷平八郎・・・天は優れた人材を恵まれるかどうか・・・
この難関を突破しても内紛は収まらないかもしれない。地方軍閥は支那名物だ。習近平一派の軍が辺境で抵抗し続けるならば、ロシア、ドイツなどは「援習ルート」で支援するだろう。だがこれはピンポイント爆撃、露独への経済報復などで抑制できそうだ。
そもそもプーチンは票にならないことには熱意を示さない。ドイツは難民が大好きだから100万人ほど送り込めば中共支援どころではなくなる。怒り狂ったAfDと「私は正義」教のアカが暴れまくり、EUそのものが危機になるだろう。
で、孤立無援の北京・中南海。まさに紫禁城の黄昏だ。司令塔がなくなれば各省は自立の道を探る。蓄財蓄妾美酒美食を復活できる大チャンスでもあるから、独立の動きは活発化する。手本はロシアだ。
<狡猾な一部の人々は、民営化プロセスに乗じ、コネや力や借入金を使って国家資産を破格の安値で買い占め、その過程で莫大な財産を築いた。格差が飛躍的に拡大し、「オリガルヒ」と呼ばれる 新興財閥が国家経済の重要部門を掌握して、多大な富を掌握するに至った>(「権威主義諸国の挑戦 中国、ロシアとリベラルな国際秩序への脅威」アーロン・フリードバーグ著)
まるで明治維新みたい。人類みな兄弟、やることは似ているものだ。
かくして支那は10数か国に分裂して、中共は消える。文化を共有しているために多分、米国式「各州政府と中央政府の連邦国家」になる可能性が高いが、ウイグル、チベット、モンゴル、香港などは完全に独立するかもしれない。
その先は分からない。またガラガラポンがあるかもしれないが、14億の民は資本主義・民主主義国家、自由、人権、法治などをほとんど知らない。普通の国になるまでに50年はかかるだろう。
余程のリーダーがいなければ独裁国家に逆戻りしかねないし、プーチンみたいな強権政治では、命懸けで共産党独裁を倒した意味がない。21世紀最大の事件がソフトランディングするよう、あの世で祈るだけだな。(2020/6/26)