雀庵の「常在戦場/121 諸悪の根源:習近平排除のすすめ」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/401(2021/12/3/金】今朝のチャリ散歩は真っ白な富士山を追いかけて東京都側の多摩川サイクリングコースを是政橋まで遠征した。橋上から多摩川、河川敷、JR鉄橋、多摩丘陵、丹沢山系、そして富士山が青空をバックに眺望できる。溜息が出るほどの美しさ。往復3時間で老体にはきつかったが、感動は大きい。ああ、幸せ!
憂き世に目を向けるとそれどころではない、戦争前夜、中共暴発はいつ起きてもおかしくない。カナリヤヂヂイの直感では「平時から戦時への移行期」の様相だが、今どき、演説で国民に危機を訴え、挙国一致へ向けて感動、熱狂させられる政治家はいるのだろうかと懸念する。高田博行著「ヒトラー演説 - 熱狂の真実」を読みながらそう思った。アマゾンの紹介にはこうある。
<ナチスが権力を掌握するにあたっては、ヒトラーの演説力が大きな役割を果たした。ヒトラーの演説といえば、声を張り上げ、大きな身振りで聴衆を煽り立てるイメージが強いが、実際はどうだったのか。聴衆は演説にいつも熱狂したのか。本書では、ヒトラーの政界登場からドイツ敗戦までの25年間、150万語に及ぶ演説データを分析。レトリックや表現などの面から煽動政治家の実像を明らかにする>
ヒトラーは1933年1月30日、ドイツ首相に就任した。ユーチューブで30分ほどの「ヒトラー首相就任演説」を視聴したが実に上手い。悲しみを語る、怒りを語る、そして明日の喜びを語る・・・これを身振り手振り、ボディーランゲージをも多用して溢れんばかりの情熱で表現する。感性を揺さぶる芸術のよう。
全く彼は稀代のアジテーター。聴衆が燃え上がるのも当然、また、連合国がナチス復活を恐れるのもむべなるかなと納得した。「ユーゴック語」というサイトに上記演説の骨子があったので転載すると――
<ドイツの民族同胞諸君! 本年1月30日、国民結集の新しい政権が樹立された。私と、私の国家社会主義運動がこの政権に参加している。今や前提条件は達成されたと私は思う。この前提条件を勝ち取る事が今までの歳月の目的であったのだ。
我々は決して虚言を弄したり、誤魔化したりはしない! 従って私は、いかなる時も我が国民に対して、妥協したり口先だけの甘言を呈したりすることを拒否するものである。
私は、我が民族の復活がおのずから達成されるとは諸君らに約束するつもりはない。我々が行動するのである、そう民族自身が手を取り合って行動しなければならないのだ。
自由や幸福や生活が突然空から降ってくると思ってはならない。全ては我々自身の意志と行動にかかっているのである。
他所の助けを待ってはならない。我が国家、我が民族以外からの助けを頼んではならない! 我々自身のうちに、ドイツ民族の将来は存するのである。
我々自身がドイツ民族を、その固有の労働、勤勉、決然さ、不屈さ、頑強さによって繁栄させるのだ。そうして始めて、我々はかの祖先と同じ高みへと再び登りつめることができよう。かつて祖先もドイツを無為に手に入れたのではなく、己の力で築き上げたに違いないのだから。
ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。しかるのちに我々を判断せよ! ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。私は誓おう。この職に就いた時と同じようにこれからも私は進むという事を。私は給与や賃金の為に行動するのではない、ただただ諸君らの為にのみ行動するのだ!>
ウーン、超一流のアジテーターだな、滑舌と程遠い話しベタの小生には到底できない。ヒトラーは青少年の頃から弁舌に長けていたという。「ヒトラー演説 - 熱狂の真実」にはこうある。
<16、17歳の頃のヒトラーの弁舌力については第三者の証言がある。青少年期のヒトラーにはクビツェクという無二の親友がいた。クビツェクは戦後に出版した回顧録の中で、この頃のヒトラーの弁舌力を驚嘆とともに振り返っている。
演説という形で自ら思いを放出する時、ヒトラーにはそれを我慢強く聞いてくれる人物が必要であった。その理想的な聞き役となったのが、ヒトラーとは対照的な性格で包容力のあるクビツェクであった。ある時はドナウ河畔で、またある時は木陰で、ヒトラーは「私だけが聴衆であることを決して気にせず、生き生きとしたジェスチャーで演説した」。
ドナウ橋のたもとで徴収された飲食税や、街で見かける福祉宝くじの在り方といった、ヒトラーの演説内容にクビツェクは興味がなかったが、その「話し方」には毎回感心した。話の内容に感情移入したヒトラーの口から流れ出す言葉の「雄弁」さ、その言葉はクビツェクには演技や誇張だとは感じられず、ヒトラーが心の奥底から本気で語ったもののように聞こえたという>
ただ、ヒトラーの誤算は、国民の感動が大きければ期待も膨らんで「並」の成果では納得しない、もっと「上」を求めるのが人情、ましてや「下」では「全然話が違うじゃん、ガックリだよ、空手形、信じた俺もバカだったが、あの野郎、とんでもねえ詐話師だ!」となるのが筋、その危険性に配慮が行き届かなかったことではないか。
当時、戦争は2年ほどで片が付くのが常識だったが、1939年9月開戦、1945年4月自殺(終戦)、5年5か月の長期戦、さらに主役の米国は戦場にならなかったから戦争インフラ(武器の工場、食糧など)が消耗することもなかった。これは、枢軸国も連合国も想定外だったからヒトラーだけの誤算とは言えないが・・・
連合国も戦後は日本のせいで富の源泉だった植民地のすべてを放棄せざるを得なくなったから、結局米国の一人勝ち、それ以外の主要国は敗戦同様だった。その米国も今やかつての威光は消えつつあり、今現在、戦争したがっているのは主要国の支援で急成長してきた習近平・中共だけ。
現在のドイツでは政権主流派のリベラル≒アカ政党が、小生から見れば左巻きではない、まっとうな政党のAfD(ドイツのための選択肢)を「極右」と誹謗して、特に選挙期間は暴力で叩いたりしている。かつて共産主義革命を目指して武装蜂起した元祖“ゲバルト・ローザ”ローザ・ルクセンブルクは極右に惨殺されたが、ドイツ、特に旧東ドイツでは未だにローザを殉教者として偶像化しているとか。現代版ローザは親中の東ドイツ出身のメルケルのよう。メルケルのチルドレンは核兵器禁止条約に加盟するようだが、中ソは喜んでいるだろう。そのうち共産主義革命を起こしそう。
日本人は「和を以て貴しとなす」とか、「巧言令色鮮し仁」(言葉巧みで、人から好かれようと愛想を振りまく者には誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けている)、「沈黙は金、雄弁は銀」(沈黙を守るほうがすぐれた弁舌よりも勝ることがある)というのが先祖伝来の“処世訓”だから、立憲共産党的な“ただひたすら無意味に喚いているだけの反日勢力”は近く消滅するだろう。自由世界のベクトルは「暴支膺懲」に向かっている。
FNN2021/12/1「『台湾有事は日米同盟の有事』安倍元首相、習近平主席を名指しで強く牽制 台湾のオンライン講演で」から。
<安倍元首相は12月1日、台湾のシンクタンクが主催する会合にオンラインで参加し講演を行った。この中で「中国に自制ある行動を促すにはどうすべきか」「台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事だ」などと述べ、中国を強く牽制した。
安倍元首相は12月1日午前、台湾のシンクタンク「台湾国策研究院」主催のフォーラムで「日台関係の現在と将来の発展」をテーマにオンライン形式で講演を行った。講演で安倍元首相は「中国にどう自制を求めるべきか。台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事でもある。この点の認識を、北京の人々は、とりわけ習近平主席は断じて見誤るべきではない」と語った。
さらに「日本と台湾、そして民主主義を奉じる全ての人々は、繰り返し『誤った道に踏み込むな』と、訴えつづける必要がある」と強調、中国を強く牽制した。
また、安倍元首相は「日本と台湾がこれから直面する環境は緊張をはらんだものとなるだろう」と指摘。中国が軍事費の増大を続けていることに言及した上で、「空から、海上、海中から、中国はあらゆる種類の軍事的挑発を続けてくることも予測しておかなくてはいけない」と危機感を示した。
さらに「軍事的冒険は、経済的自殺への道でもある。台湾に軍事的冒険をしかけた場合、世界経済に重大な影響が及び、中国は深手を負うことになる」と述べ、中国を重ねて牽制した。
さらに、日米両国と台湾の議員交流や安全保障分野での対話の重要性を強調。また安倍元首相は以前から親交のあった李登輝元台湾総統の墓参にも意欲を示していて、台湾訪問が実現するかなど今後の動向にも注目が集まる>
安倍氏の祖父、岸信介は1960年5月、現在の日米安保条約の基礎を創ったが、60年後の今、安倍氏は中共に「日米安保条約は健在だぞ、忘れるな」と思い出させたわけだ。産経2021/12/1「中国、安倍氏の『日本有事』発言に『でたらめ』 猛反発」から。
<安倍晋三元首相が、台湾のシンクタンクの招きに応じてオンラインで講演し「台湾有事は日本有事だ」などと発言したことに対し、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は1日の記者会見で「台湾問題で公然とでたらめを言った」と非難した。「強烈な不満と断固とした反対」も表明し、外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
習近平政権は、日本が台湾問題への関与を深めることを強く警戒。日本の政界で影響力を保っている安倍氏の発言に神経をとがらせているとみられる。
汪氏は、台湾について「中国の神聖な領土だ。第三者が勝手に手を出すことを絶対に許さない」と主張。その上で「軍国主義の道へ再び向かい、中国人民の譲れない一線に挑む者は誰であれ、必ず頭をぶつけ血を流すだろう」と猛反発した>
「頭をぶつけ血を流す」・・・最近では中共中央への誠意を示すためにエリート党員は敵性国に対する罵倒の言葉を工夫し競い合っているとか。賄賂禁止で仕事はやる気なし、無理してやれば反感を買う、暇だから言葉遊び、「座布団一枚!」とか笑点ごっこをしているよう。
汪文斌、50歳、通称“戦狼報道官”、党のクチパク。頭を割られる前に、もうちょっと気の利いた台詞を言えないものか? 出世のために習近平語録しか読んでいないから無理筋か? 人相が随分悪く、卑しくなってきて習近平に似てきたよう。蓄財ダメ、畜妾ダメ、贅沢ダメ、コロナで亡命もできないし・・・高級官僚のストレスは溜まっているだろう。マルクス曰く「帝国主義戦争を内乱へ転化せよ!」、習近平を排除すれば随分いい国になると思うのだが、憂国の烈士はいないか?
・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/401(2021/12/3/金】今朝のチャリ散歩は真っ白な富士山を追いかけて東京都側の多摩川サイクリングコースを是政橋まで遠征した。橋上から多摩川、河川敷、JR鉄橋、多摩丘陵、丹沢山系、そして富士山が青空をバックに眺望できる。溜息が出るほどの美しさ。往復3時間で老体にはきつかったが、感動は大きい。ああ、幸せ!
憂き世に目を向けるとそれどころではない、戦争前夜、中共暴発はいつ起きてもおかしくない。カナリヤヂヂイの直感では「平時から戦時への移行期」の様相だが、今どき、演説で国民に危機を訴え、挙国一致へ向けて感動、熱狂させられる政治家はいるのだろうかと懸念する。高田博行著「ヒトラー演説 - 熱狂の真実」を読みながらそう思った。アマゾンの紹介にはこうある。
<ナチスが権力を掌握するにあたっては、ヒトラーの演説力が大きな役割を果たした。ヒトラーの演説といえば、声を張り上げ、大きな身振りで聴衆を煽り立てるイメージが強いが、実際はどうだったのか。聴衆は演説にいつも熱狂したのか。本書では、ヒトラーの政界登場からドイツ敗戦までの25年間、150万語に及ぶ演説データを分析。レトリックや表現などの面から煽動政治家の実像を明らかにする>
ヒトラーは1933年1月30日、ドイツ首相に就任した。ユーチューブで30分ほどの「ヒトラー首相就任演説」を視聴したが実に上手い。悲しみを語る、怒りを語る、そして明日の喜びを語る・・・これを身振り手振り、ボディーランゲージをも多用して溢れんばかりの情熱で表現する。感性を揺さぶる芸術のよう。
全く彼は稀代のアジテーター。聴衆が燃え上がるのも当然、また、連合国がナチス復活を恐れるのもむべなるかなと納得した。「ユーゴック語」というサイトに上記演説の骨子があったので転載すると――
<ドイツの民族同胞諸君! 本年1月30日、国民結集の新しい政権が樹立された。私と、私の国家社会主義運動がこの政権に参加している。今や前提条件は達成されたと私は思う。この前提条件を勝ち取る事が今までの歳月の目的であったのだ。
我々は決して虚言を弄したり、誤魔化したりはしない! 従って私は、いかなる時も我が国民に対して、妥協したり口先だけの甘言を呈したりすることを拒否するものである。
私は、我が民族の復活がおのずから達成されるとは諸君らに約束するつもりはない。我々が行動するのである、そう民族自身が手を取り合って行動しなければならないのだ。
自由や幸福や生活が突然空から降ってくると思ってはならない。全ては我々自身の意志と行動にかかっているのである。
他所の助けを待ってはならない。我が国家、我が民族以外からの助けを頼んではならない! 我々自身のうちに、ドイツ民族の将来は存するのである。
我々自身がドイツ民族を、その固有の労働、勤勉、決然さ、不屈さ、頑強さによって繁栄させるのだ。そうして始めて、我々はかの祖先と同じ高みへと再び登りつめることができよう。かつて祖先もドイツを無為に手に入れたのではなく、己の力で築き上げたに違いないのだから。
ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。しかるのちに我々を判断せよ! ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。私は誓おう。この職に就いた時と同じようにこれからも私は進むという事を。私は給与や賃金の為に行動するのではない、ただただ諸君らの為にのみ行動するのだ!>
ウーン、超一流のアジテーターだな、滑舌と程遠い話しベタの小生には到底できない。ヒトラーは青少年の頃から弁舌に長けていたという。「ヒトラー演説 - 熱狂の真実」にはこうある。
<16、17歳の頃のヒトラーの弁舌力については第三者の証言がある。青少年期のヒトラーにはクビツェクという無二の親友がいた。クビツェクは戦後に出版した回顧録の中で、この頃のヒトラーの弁舌力を驚嘆とともに振り返っている。
演説という形で自ら思いを放出する時、ヒトラーにはそれを我慢強く聞いてくれる人物が必要であった。その理想的な聞き役となったのが、ヒトラーとは対照的な性格で包容力のあるクビツェクであった。ある時はドナウ河畔で、またある時は木陰で、ヒトラーは「私だけが聴衆であることを決して気にせず、生き生きとしたジェスチャーで演説した」。
ドナウ橋のたもとで徴収された飲食税や、街で見かける福祉宝くじの在り方といった、ヒトラーの演説内容にクビツェクは興味がなかったが、その「話し方」には毎回感心した。話の内容に感情移入したヒトラーの口から流れ出す言葉の「雄弁」さ、その言葉はクビツェクには演技や誇張だとは感じられず、ヒトラーが心の奥底から本気で語ったもののように聞こえたという>
ただ、ヒトラーの誤算は、国民の感動が大きければ期待も膨らんで「並」の成果では納得しない、もっと「上」を求めるのが人情、ましてや「下」では「全然話が違うじゃん、ガックリだよ、空手形、信じた俺もバカだったが、あの野郎、とんでもねえ詐話師だ!」となるのが筋、その危険性に配慮が行き届かなかったことではないか。
当時、戦争は2年ほどで片が付くのが常識だったが、1939年9月開戦、1945年4月自殺(終戦)、5年5か月の長期戦、さらに主役の米国は戦場にならなかったから戦争インフラ(武器の工場、食糧など)が消耗することもなかった。これは、枢軸国も連合国も想定外だったからヒトラーだけの誤算とは言えないが・・・
連合国も戦後は日本のせいで富の源泉だった植民地のすべてを放棄せざるを得なくなったから、結局米国の一人勝ち、それ以外の主要国は敗戦同様だった。その米国も今やかつての威光は消えつつあり、今現在、戦争したがっているのは主要国の支援で急成長してきた習近平・中共だけ。
現在のドイツでは政権主流派のリベラル≒アカ政党が、小生から見れば左巻きではない、まっとうな政党のAfD(ドイツのための選択肢)を「極右」と誹謗して、特に選挙期間は暴力で叩いたりしている。かつて共産主義革命を目指して武装蜂起した元祖“ゲバルト・ローザ”ローザ・ルクセンブルクは極右に惨殺されたが、ドイツ、特に旧東ドイツでは未だにローザを殉教者として偶像化しているとか。現代版ローザは親中の東ドイツ出身のメルケルのよう。メルケルのチルドレンは核兵器禁止条約に加盟するようだが、中ソは喜んでいるだろう。そのうち共産主義革命を起こしそう。
日本人は「和を以て貴しとなす」とか、「巧言令色鮮し仁」(言葉巧みで、人から好かれようと愛想を振りまく者には誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けている)、「沈黙は金、雄弁は銀」(沈黙を守るほうがすぐれた弁舌よりも勝ることがある)というのが先祖伝来の“処世訓”だから、立憲共産党的な“ただひたすら無意味に喚いているだけの反日勢力”は近く消滅するだろう。自由世界のベクトルは「暴支膺懲」に向かっている。
FNN2021/12/1「『台湾有事は日米同盟の有事』安倍元首相、習近平主席を名指しで強く牽制 台湾のオンライン講演で」から。
<安倍元首相は12月1日、台湾のシンクタンクが主催する会合にオンラインで参加し講演を行った。この中で「中国に自制ある行動を促すにはどうすべきか」「台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事だ」などと述べ、中国を強く牽制した。
安倍元首相は12月1日午前、台湾のシンクタンク「台湾国策研究院」主催のフォーラムで「日台関係の現在と将来の発展」をテーマにオンライン形式で講演を行った。講演で安倍元首相は「中国にどう自制を求めるべきか。台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事でもある。この点の認識を、北京の人々は、とりわけ習近平主席は断じて見誤るべきではない」と語った。
さらに「日本と台湾、そして民主主義を奉じる全ての人々は、繰り返し『誤った道に踏み込むな』と、訴えつづける必要がある」と強調、中国を強く牽制した。
また、安倍元首相は「日本と台湾がこれから直面する環境は緊張をはらんだものとなるだろう」と指摘。中国が軍事費の増大を続けていることに言及した上で、「空から、海上、海中から、中国はあらゆる種類の軍事的挑発を続けてくることも予測しておかなくてはいけない」と危機感を示した。
さらに「軍事的冒険は、経済的自殺への道でもある。台湾に軍事的冒険をしかけた場合、世界経済に重大な影響が及び、中国は深手を負うことになる」と述べ、中国を重ねて牽制した。
さらに、日米両国と台湾の議員交流や安全保障分野での対話の重要性を強調。また安倍元首相は以前から親交のあった李登輝元台湾総統の墓参にも意欲を示していて、台湾訪問が実現するかなど今後の動向にも注目が集まる>
安倍氏の祖父、岸信介は1960年5月、現在の日米安保条約の基礎を創ったが、60年後の今、安倍氏は中共に「日米安保条約は健在だぞ、忘れるな」と思い出させたわけだ。産経2021/12/1「中国、安倍氏の『日本有事』発言に『でたらめ』 猛反発」から。
<安倍晋三元首相が、台湾のシンクタンクの招きに応じてオンラインで講演し「台湾有事は日本有事だ」などと発言したことに対し、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は1日の記者会見で「台湾問題で公然とでたらめを言った」と非難した。「強烈な不満と断固とした反対」も表明し、外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
習近平政権は、日本が台湾問題への関与を深めることを強く警戒。日本の政界で影響力を保っている安倍氏の発言に神経をとがらせているとみられる。
汪氏は、台湾について「中国の神聖な領土だ。第三者が勝手に手を出すことを絶対に許さない」と主張。その上で「軍国主義の道へ再び向かい、中国人民の譲れない一線に挑む者は誰であれ、必ず頭をぶつけ血を流すだろう」と猛反発した>
「頭をぶつけ血を流す」・・・最近では中共中央への誠意を示すためにエリート党員は敵性国に対する罵倒の言葉を工夫し競い合っているとか。賄賂禁止で仕事はやる気なし、無理してやれば反感を買う、暇だから言葉遊び、「座布団一枚!」とか笑点ごっこをしているよう。
汪文斌、50歳、通称“戦狼報道官”、党のクチパク。頭を割られる前に、もうちょっと気の利いた台詞を言えないものか? 出世のために習近平語録しか読んでいないから無理筋か? 人相が随分悪く、卑しくなってきて習近平に似てきたよう。蓄財ダメ、畜妾ダメ、贅沢ダメ、コロナで亡命もできないし・・・高級官僚のストレスは溜まっているだろう。マルクス曰く「帝国主義戦争を内乱へ転化せよ!」、習近平を排除すれば随分いい国になると思うのだが、憂国の烈士はいないか?
・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」