“環境ナチ”への反転攻勢を
“シーチン”修一 2.0
【雀庵の「大戦序章」156/通算588 2023/3/26/日】彼岸中日の21日、4月に小6になる孫息子、通称「ボーイ」が小生の母校でサッカーの試合をするので見物に行った。攻撃と守備の両方を担うミッドフィールダーだという。視力が衰えているのでオペラグラスで動きを追った。
ボーイはいつもヘラヘラしているので「軟弱な奴だ、社会に出て戦えるのか」と心配していたが、素早い動きで開始から間もなく最初の1点を入れた。君子豹変、イザとなると人間は大化けすることがあるのだ!と感動した。
小生は視力・体力がないから15分しか見ていなかったが、ボーイは計4点も入れたという。婿さん(父親)は高校野球で鳴らした球児、高給にひかれて公認会計士になったから、ボーイもその「文武両道」の血を引いているのか。血が頭に昇って猪突猛進・吶喊小僧の小生の血筋ではないかもしれない・・・ちょっと寂しいけれど。
人は見掛けでは分からないものだ。天下国家を云々する著名な言論人、政治家などでも家では奥さんから「お風呂のふたはちゃんと閉めてよ、まったくもーっ!」なんて言われたりして。“家庭内野党”にウンザリさせられたような首相もいたっけ。
表の顔と裏の顔がある動物は人間くらいではないか。「人見な飾ってモノを言う」と喝破した夏彦翁も会社(工作社)で実務を担った婿さんによると暴君のようでもあったとか。
人間は奥が深いというか、複雑で面白い動物で、数千年数万年前から「いかに生きるべきか」を考え続けていながら未だ「解」を見いだせずにいる。ガチンコになってひどい目に遭うと暫くは「みんな仲良く!」になるが、孫の時代になると記憶は失せるから、内政、外交共に「平和は大事だ」と言いながらもセクトや同盟を創って“嫌な国”と喧嘩し始めたりする。
だから「解」を求める哲学=考える葦は今なお必要で、大昔同様に「あーでもない、こーでもない」と悶え続けることになる。人間の性(サガ)?
長辻象平氏のシリーズ論稿「【ソロモンの頭巾】気象学の最終講義 間違いだらけの地球温暖化論争」(産経2023/3/22)は勉強になった。
「ソロモンの頭巾」とは何か。調べると「ソロモン」はユダヤ教聖書(キリスト教では旧約聖書と呼ぶ)に登場する「古代イスラエル王国」の第3代の王(在位紀元前971年 - 紀元前931年頃)。大国エジプトに臣下の礼をとり、ファラオ王の娘を降嫁されることで安全保障を確立し、古代イスラエルの最盛期を築いた「知恵者」とされる。
長辻氏は1948年、鹿児島県出身、京都大学卒。科学ジャーナリスト、作家(「江戸釣百物語 ; 将軍から庶民まで」「半百の白刃 虎徹と鬼姫」など)、釣魚史研究家、産経新聞論説委員。マルチタレントで「ソロモンのような智者を目指す」という気概があるのだろう。曰く――
<地球温暖化の科学に取り組む研究者は「温暖化脅威論派」「温暖化懐疑論派」と称される2つの陣営に分かれている。
脅威論派は二酸化炭素(CO2)の排出をゼロにしないと気温が急上昇すると主張するのに対し、懐疑論派は気温上昇へのCO2の関与は大きくないと反論する。だが、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の影響は大きく、脅威論派が主流で懐疑論派は少数だ。
懐疑論派の気鋭として知られる田中博さん/筑波大学計算科学研究センター教授が定年を迎え、その記念最終講義が行われた・・・演題は「間違いだらけの地球温暖化論争」だった>
日本気象学会地球環境問題委員会/編「地球温暖化: そのメカニズムと不確実性」(2014/12/15)は田中博氏も参画したが、当初のタイトル案は脅威論派と温暖化懐疑論派の多様な見解を収録するため「間違いだらけの地球温暖化論争」(里村雄彦・京大教授の案)だったという。上記の論稿で長辻氏はこう指摘する。
<だが、編集の最終段階で異変が起きた。IPCCの報告書と異なる原稿は削除されることになったのだ。「温暖化の半分は自然変動による昇温で説明可能」とする田中さんの原稿も全面削除を求められた。「結果としてIPCCの解説本になってしまった」と田中さんは振り返る。里村さんも物故した。学会は多様性が命であるのに巨大組織IPCCの影響力に屈することになったのだ。科学が政治に凌駕された場面だった>
地球温暖化については1980年代あたりから、CO2ゼロを目指せという「大変だ!派」と懐疑論の「本当かよ?派」に分かれて論争が続いているが、どういうわけか「大変だ!派」はアカや銭ゲバが多いようだ。“生きている化石”日共も同調している。
1984年に我が家では光熱費を削減するために太陽光温水器を導入したものの、冬場になると恐ろしく冷たい水になるし、どういうわけか集光ガラス面の汚れを除去できないので撤去した。導入費用と撤去費用で60万円ほどはかかったのではないか。無駄な投資だった。
当時、グアム島のホテル建設現場へ取材に行くと太陽光温水器の取付工事前だったが、関係者が「日差しが強いので本体やパイプの劣化が早く、グアムには向かない」と言っていた。「光熱費を削減できる」という甘い言葉を信じるとろくなことにならない。
今は太陽光発電が関心を呼んでいるが、パネルのメンテナンス、パネルで遮光された土地の劣化、植物の育たない景観の劣化など問題ではないか。政府は補助金を出して煽っているが、植物の目、鳥の目、虫の目、魚の目、人間の目から見ると巨大な自然破壊としか思えないのだが・・・数年前に房総半島で見た海上の風力発電は景観破壊、悪趣味そのものだった。
マーク・モラノ 著「『地球温暖化』の不都合な真実」(渡辺正訳、2019/6/21)を図書館から借りることにしているが、Amazonのレビュー「IPCCの正体を暴く」に刺激されたからだ。曰く――
<地球温暖化がいつの間にか気候変動に変わってしまった。何が何でもCO2悪玉説を演出したい肥大化した集団IPCCと、政治権力を批判する種ならなんでもよいマスメディアが組んでしまった。それらの醜い正体を暴きながら、いま目の前に横たわる真の脅威とは何かを訴える警世の書である。
日本の現実を見ても、風力発電用風車建設のために山林を切り拓き、太陽光発電パネルが設置された土地には、ペンペングサすら生えない不毛の裸地が広がり、台風でパネルが損傷しても放置されている、これが持続可能なエネルギー源になるのだろうか、という素朴な疑問を禁じえない。昨今の気候変動騒動が、科学的な根拠を基に明快に語られている。
脅威派も懐疑派も、いま何を成すべきなのか考えようではないか、と問いかける。気候変動問題に関心のある人には必読の書である>
危機を煽って私腹を肥やす「環境ナチ」! 小生はそのほとんどは、とっくに破綻したマルクス・レーニン・毛沢東流の「世界革命」を目指す確信犯のアカかバ〇か善人を装うピンクだと思っているが、環境ナチは国連などを含めて世界中に跋扈している。自由民主を守るためにも環境ナチへの反攻、リベンジを進めよう。It's my turn now!
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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【雀庵の「大戦序章」156/通算588 2023/3/26/日】彼岸中日の21日、4月に小6になる孫息子、通称「ボーイ」が小生の母校でサッカーの試合をするので見物に行った。攻撃と守備の両方を担うミッドフィールダーだという。視力が衰えているのでオペラグラスで動きを追った。
ボーイはいつもヘラヘラしているので「軟弱な奴だ、社会に出て戦えるのか」と心配していたが、素早い動きで開始から間もなく最初の1点を入れた。君子豹変、イザとなると人間は大化けすることがあるのだ!と感動した。
小生は視力・体力がないから15分しか見ていなかったが、ボーイは計4点も入れたという。婿さん(父親)は高校野球で鳴らした球児、高給にひかれて公認会計士になったから、ボーイもその「文武両道」の血を引いているのか。血が頭に昇って猪突猛進・吶喊小僧の小生の血筋ではないかもしれない・・・ちょっと寂しいけれど。
人は見掛けでは分からないものだ。天下国家を云々する著名な言論人、政治家などでも家では奥さんから「お風呂のふたはちゃんと閉めてよ、まったくもーっ!」なんて言われたりして。“家庭内野党”にウンザリさせられたような首相もいたっけ。
表の顔と裏の顔がある動物は人間くらいではないか。「人見な飾ってモノを言う」と喝破した夏彦翁も会社(工作社)で実務を担った婿さんによると暴君のようでもあったとか。
人間は奥が深いというか、複雑で面白い動物で、数千年数万年前から「いかに生きるべきか」を考え続けていながら未だ「解」を見いだせずにいる。ガチンコになってひどい目に遭うと暫くは「みんな仲良く!」になるが、孫の時代になると記憶は失せるから、内政、外交共に「平和は大事だ」と言いながらもセクトや同盟を創って“嫌な国”と喧嘩し始めたりする。
だから「解」を求める哲学=考える葦は今なお必要で、大昔同様に「あーでもない、こーでもない」と悶え続けることになる。人間の性(サガ)?
長辻象平氏のシリーズ論稿「【ソロモンの頭巾】気象学の最終講義 間違いだらけの地球温暖化論争」(産経2023/3/22)は勉強になった。
「ソロモンの頭巾」とは何か。調べると「ソロモン」はユダヤ教聖書(キリスト教では旧約聖書と呼ぶ)に登場する「古代イスラエル王国」の第3代の王(在位紀元前971年 - 紀元前931年頃)。大国エジプトに臣下の礼をとり、ファラオ王の娘を降嫁されることで安全保障を確立し、古代イスラエルの最盛期を築いた「知恵者」とされる。
長辻氏は1948年、鹿児島県出身、京都大学卒。科学ジャーナリスト、作家(「江戸釣百物語 ; 将軍から庶民まで」「半百の白刃 虎徹と鬼姫」など)、釣魚史研究家、産経新聞論説委員。マルチタレントで「ソロモンのような智者を目指す」という気概があるのだろう。曰く――
<地球温暖化の科学に取り組む研究者は「温暖化脅威論派」「温暖化懐疑論派」と称される2つの陣営に分かれている。
脅威論派は二酸化炭素(CO2)の排出をゼロにしないと気温が急上昇すると主張するのに対し、懐疑論派は気温上昇へのCO2の関与は大きくないと反論する。だが、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の影響は大きく、脅威論派が主流で懐疑論派は少数だ。
懐疑論派の気鋭として知られる田中博さん/筑波大学計算科学研究センター教授が定年を迎え、その記念最終講義が行われた・・・演題は「間違いだらけの地球温暖化論争」だった>
日本気象学会地球環境問題委員会/編「地球温暖化: そのメカニズムと不確実性」(2014/12/15)は田中博氏も参画したが、当初のタイトル案は脅威論派と温暖化懐疑論派の多様な見解を収録するため「間違いだらけの地球温暖化論争」(里村雄彦・京大教授の案)だったという。上記の論稿で長辻氏はこう指摘する。
<だが、編集の最終段階で異変が起きた。IPCCの報告書と異なる原稿は削除されることになったのだ。「温暖化の半分は自然変動による昇温で説明可能」とする田中さんの原稿も全面削除を求められた。「結果としてIPCCの解説本になってしまった」と田中さんは振り返る。里村さんも物故した。学会は多様性が命であるのに巨大組織IPCCの影響力に屈することになったのだ。科学が政治に凌駕された場面だった>
地球温暖化については1980年代あたりから、CO2ゼロを目指せという「大変だ!派」と懐疑論の「本当かよ?派」に分かれて論争が続いているが、どういうわけか「大変だ!派」はアカや銭ゲバが多いようだ。“生きている化石”日共も同調している。
1984年に我が家では光熱費を削減するために太陽光温水器を導入したものの、冬場になると恐ろしく冷たい水になるし、どういうわけか集光ガラス面の汚れを除去できないので撤去した。導入費用と撤去費用で60万円ほどはかかったのではないか。無駄な投資だった。
当時、グアム島のホテル建設現場へ取材に行くと太陽光温水器の取付工事前だったが、関係者が「日差しが強いので本体やパイプの劣化が早く、グアムには向かない」と言っていた。「光熱費を削減できる」という甘い言葉を信じるとろくなことにならない。
今は太陽光発電が関心を呼んでいるが、パネルのメンテナンス、パネルで遮光された土地の劣化、植物の育たない景観の劣化など問題ではないか。政府は補助金を出して煽っているが、植物の目、鳥の目、虫の目、魚の目、人間の目から見ると巨大な自然破壊としか思えないのだが・・・数年前に房総半島で見た海上の風力発電は景観破壊、悪趣味そのものだった。
マーク・モラノ 著「『地球温暖化』の不都合な真実」(渡辺正訳、2019/6/21)を図書館から借りることにしているが、Amazonのレビュー「IPCCの正体を暴く」に刺激されたからだ。曰く――
<地球温暖化がいつの間にか気候変動に変わってしまった。何が何でもCO2悪玉説を演出したい肥大化した集団IPCCと、政治権力を批判する種ならなんでもよいマスメディアが組んでしまった。それらの醜い正体を暴きながら、いま目の前に横たわる真の脅威とは何かを訴える警世の書である。
日本の現実を見ても、風力発電用風車建設のために山林を切り拓き、太陽光発電パネルが設置された土地には、ペンペングサすら生えない不毛の裸地が広がり、台風でパネルが損傷しても放置されている、これが持続可能なエネルギー源になるのだろうか、という素朴な疑問を禁じえない。昨今の気候変動騒動が、科学的な根拠を基に明快に語られている。
脅威派も懐疑派も、いま何を成すべきなのか考えようではないか、と問いかける。気候変動問題に関心のある人には必読の書である>
危機を煽って私腹を肥やす「環境ナチ」! 小生はそのほとんどは、とっくに破綻したマルクス・レーニン・毛沢東流の「世界革命」を目指す確信犯のアカかバ〇か善人を装うピンクだと思っているが、環境ナチは国連などを含めて世界中に跋扈している。自由民主を守るためにも環境ナチへの反攻、リベンジを進めよう。It's my turn now!
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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