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雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(12」

2020-06-18 16:55:46 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(12」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/125(2020/6/18/木】清朝時代もそうだったのだが、中共の国庫に実際いくらの「キャッシュ、換金性・流動性の高い預貯金や債券・資産」、要は「実弾」があるのか全然分からない。

日本の公認会計士、税務署(マルサの女とか)は時には寝込みを襲って金庫、床下、天井裏をチェックするそうだし、不正を暴く役所の会計検査院や検察庁特捜部なども相当厳しくやっているのではないか。

白河の 清きに魚も すみかねて もとのにごりの 田沼恋しき

あまり厳しいと顰蹙を買って経済を委縮させるが、「お代官様と越後屋」のズブズブ、タダレタWINWINはみんなから嫉妬と顰蹙のW攻撃を受けるから非常にまずい。

嫉妬+正義=憎悪の破壊力は凄まじく、浮気がばれて奥さんから虎の子300万円カツアゲされた憐れな旦那のケースを知っている。娘さんが話してくれた。

街の「お大臣様」と敬意を表されていた家が、実は家計が火の車、借金漬けだったという話は珍しくないようだ。「内証はボロボロ、不動産だけじゃなく奥さんの持参金までも旦那が全部呑んじゃった(女に入れあげた/博打で散財した)っていう話よ」とか。

そういうのは古今東西、見受けられる。飲む打つ買うは珍しくないし、政治に凝って資産パーっていうケースもある。政治で財を成した奴よりはるかに美しいけれど。

政治=収入=糊口の手段という人は政治家の半分ほどを占めているのではないか。奥さんが市長選に立候補した時、旦那が「当選すると月当たり〇万円の収入になる」と皮算用しており呆れたことがある。閑話休題。

白髪三千丈、中共の公表する数字が全く分からない。実態が分からない。「数字で出世する」国で、現場から上がる数字は上を忖度したものであり、上が「GDP6%あたり」と予想しているのなら各省は5.8~6.2%あたりの数字にするのは大昔からの伝統である。

「雇用や電気消費量が落ちているのだから実際はマイナス10%ほど」であっても、それを公表したらまず殺される。「新型肺炎」と漏らしただけで医者は犯罪者にされた国である。物言えば唇寒し秋の風、真実を公表したら間違いなく人生は終わりだ。

中共の本当の経済力が分からない。澁谷司氏の「チャイナ・ウォッチ 447 第13期全人代第3回会議後の中国内外情勢」から。

<5月28日、全国人民代表大会の記者会見で、李克強首相が「昨年、中国のGDPは約630兆円で、中国には月収1000元の人が6億人いる」と暴露した。これは明らかに習近平主席に対する当て付けだろう。

6月1日、李克強は、山東省煙台市の古い集合住宅を視察し、「屋台経済、小規模店舗経済は重要な雇用の源であり、中国の生命力だ」と語った。そして、李首相は「露天商経済」を称賛している。

翌2日には、中国共産党内で「習解任を協議する会議」が開催された。その中で、中国共産党中央党校の蔡霞教授による「中国共産党は『政治的ゾンビ』であり、習主席はギャングのボスになった」という音声がリークされた>

2019年の中共のGDPは公称1496兆円だが、実態は630兆円? 日本のGDPは537兆円だから、中共は日本の1.2倍弱でしかない? 何しろ「数字は創る」のが伝統だから実態は分からない。

中共は「世界で疫病が広がり、貿易の先行きが不透明だから」(李克強)と2020年のGDP目標を発表できなかったのは事実であり、武漢ウイルス次第というわけだ。実際は「数次をすべて実態に沿って洗い直す」と李克強は言いたかったのではないか。

人口の半分近くの6億が月収1万2000円? 年収にすれば14万4000円・・・夫は出稼ぎ(月の仕送り4万円)という三ちゃん農家(月収3万6000円)ならやっていける、自家用の食糧はあるから飢えることはない、そういうレベルだろう。村の共助はありそうだし、農閑期には奥さんも出稼ぎに出るかもしれない。

人民の生活実態はどうなのか。昔から外国人も中国人も中共各地を自由に取材できないからほとんど分からない。どこにも、どんな辺境にも中共の警察や監視員がいるから身動きできない。農村だろうと都市部であろうと、昔から監視社会であり、今はネットでも監視されるから支那全体が刑務所、収容所なのだ。

中共をヨイショするための取材なら大いに便宜を払ってくれるだろう、「ムカシはムカシ、イマはイマ、WINWIN、トモダチよ」と歓迎してくれるだろう。「アサヒシンブンいいヒト、サンケイだめゼッタイ」、そういう世界。

小生の同僚、中共生まれのハーフが日本に逃げてきたが、敵意の目つきでアパートの出入りを24時間365日、何年も監視されていたという。嫌な国だなあ。

台湾でも中共の手先がごろごろしているから油断はできない。産経の矢板明夫台湾支局長(生まれ育ちは支那、戦災遺児系らしい)は美酒美食(美人?)攻めで急激に太ったのか、糖尿病が危惧される。

「気をつけよう、旨い酒肴と甘い罠」やがて「騙したつもりが騙されて」そして「この際だから毒を食らわば皿まで」・・・

癌になって諦観した元航空自衛隊員(友の友)が「一人で死ぬのも寂しいし」とスナックあたりの姑娘を嫁さんにしたが、たまたま試したナニ(抗がん剤新薬)がものすごく効いて元気回復、医者もビックリ、あっちもビックリ、遺産相続に魅かれて来た奥さんもビックリ(&ガッカリ)とか。

自衛隊員の奥さんには支那人(中国籍のままの人もいるだろう)がとても多い気がするが、子供は「二つの祖国」、安保上どうなんだろうと気になる話ではある。

中国籍の人は世界のどこにいようと中国政府の指示に従う義務がある。暴動を起こせと命令されたら逆らえない。逆らったら犯罪者になり、処罰される。裏切り者の烙印を押されて孤立するしかない。

外国籍を取らない限り世界中で居場所がなくなるが、中共の評判が悪いから世界中で「中共移民お断りNo More Chinese」は進む。豪州は「もうウンザリ」、イタリアも不法移民&コロナ爆発で懲りたろう。

支那人がこの世で気分良く暮らすためには中国共産党、特に邪悪な習近平一派をつぶすしかない。お膝元北京の中部戦区は天安門虐殺を繰り返すか、それとも今度は中南海を包囲するか。

将兵は今やエリート(紅二代、三代などのお坊ちゃま)の職場になったから自国民を轢き殺すほどの「野生」があるかどうかは知らないが、他派閥=ライバルの太子党を包囲拘束することはできるだろう。

文革で暴れまくった紅衛兵を思い出すと、「こいつらが敵だ!」と方向性がはっきりすると付和雷同、率先して残虐に殺しまくるのが漢族の熱い血で、普段抑圧されていることによるうっぷん晴らしなのか、やたらと嗜虐的である。

インテリの李克強ら共青団派は戦力としては頼りないが、江沢民らの上海閥は「カネの恨み」がどっさりと積み重なっているだろうから容赦なく太子党に襲いかかるはずだ。

習近平に権力を奪われた時の江沢民の悔しさと悲しみの複雑な表情を昨日のことのように思い出す。恨み晴らさでおくものか! 牙城の香港を荒らされたから報復戦の凄まじさは目を覆うほどだろう、「見ちゃダメ!」の連続。

小生は1911年の辛亥革命以降の漢族の歴史を振り返りつつ以上を書いたのであり、内乱になればそのような伝家の流儀、遡れば4000年の伝統が表出するだろうと、ごくありふれた観測を紹介しただけである。

そうならないことを期待するけれど、太宰曰く「良い予感はすべて外れ、悪い予感はすべて当たる」。

日本は中共動乱にどう対処すべきか、十分に対策を練るべきだ。個人的には「支那は台湾、香港に干渉しない」「ウイグル、チベット、モンゴル、満洲は元の独立国にする」を列強とともに支那の新政権に要求、合意すれば新政権を支持すると約するのがいいのではないかと思う。後世「対支十か国干渉」と称賛されるか、非難されるか、楽しみではある。(2020/6/18)







雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(11」

2020-06-17 10:34:36 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(11」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/124(2020/6/16/火】中禍コロリで学校が休みになり我が家のテナント(スポーツ用品店)が開店休業状態になった3~5月のほぼ3か月、店番は1人だけになった。

6月1日、小生は「雨漏り対策のペンキ塗りはまず完了したから、たまには排水パイプを点検するか」と、まず風呂・キッチン・雨水など普通の汚水用パイプをチェック、全く問題なかった。そしてトイレ用パイプ点検口のふたを開けて見ると・・・

「何だ、これ、なんでこんなところにチーズケーキがあるんだ?」

棒でつついて見ると硬い、しばらく茫然として気付いた、「これ、糞尿が固まったのか!?」、5メートル先の点検口を開くと同様だった。

「大変なことになっている」という状況認識のもと、完全武装、道具をそろえて戦闘開始、2時間ほどのすったもんだ、じたばた、悪戦苦闘でどうにかきれいになったが、なぜこういう「記憶遺産的糞詰まり」になったのか、多分こういうことなのだ。

開店休業→ スタッフは1人だけ→ トイレ利用急減→ 大小汚物を流す水量急減→ 先行の汚物が固形化→ これが流れを止める→ 川なら氾濫するところが下水パイプに詰まってオブジェのようなゲージツ的“チーズケーキ”完成・・・

まるで風が吹けば桶屋が儲かる式、コロナで糞詰まりなんてまったくの想定外だった。

中禍恐るべし。世界中で想定外が発生しているだろう。米国の暴動もその一つだ。災い転じて福となればいいが・・・今のところ見えてこない。

斜め向かいの焼鳥屋(先代はとてもプライドが高かった)は3月は休業したが、4月から苦肉の策だろう、テイクアウトを始めた。これが結構人気になり、自粛解除後も午後3時ころから売り出している。店にとって想定外の展開だろう。

昭和7(1932)年12月16日、日本橋白木屋百貨店の大火災、大惨事は意外な展開になった。

<この火災は、高層建築物の火災という、新しい問題を消防当局に提起しましたが、一方では、日常生活での女性の下着着用の必要性等が、叫ばれることともなりました。それは、上層階から綱にすがって脱出しようとしていた女性の何人かが、裾がめくれるのを押さえようとして綱から片手を離したため、体重を支えきれなくなって墜落死したことが契機となって、それまで日本の婦人が着けていなかった下ばきを、着用するようになったからです>(東京消防庁)

火災による死者は1人だが、何と墜落による死者は13人にものぼったという。

何かが発生すると「歴史に刻まれるほどの想定外の展開になる」ことがあるわけだ。世界中を混乱させた中禍コロリは世界史のターニングポイントになるだろう。

一寸先は闇、とはよく言うけれど、それに完璧、完全無欠に備えることはまずできない。「想定外」はいつでもあり得る。

ここ数か月、長女一家は想定外の連続だった。昨秋の台風19号で多摩川支流が氾濫、賃貸住宅は床上浸水、一家4人は我が家へ「岸辺のアルバム」などとともに逃れてきた。小生は「オモチャ部屋」と称している8畳間に仮設の棚を作り、足の踏み場もなくなったような荷物をそれになりに片づけた。

この3月末には長女一家は幸いにも災害前に手付金を払っておいた新築マンションが完成して新生活を始めたが、子供2人は学校閉鎖。6月15日からようやく平常の授業になった。これで一応は穏やかな日常に復帰したわけだ。

先日、仮設の棚を撤去して目立たないところに新たに小振りの棚を作り、整頓整理、掃除をし「オモチャ部屋」も落ち着いた。ようやく「我が家の台風・コロナ禍W災害」は終わった。

テナントは1週間ほど前から通常営業に戻った。今朝、恐る恐る排水パイプのふたを開けてみたが、汚水はきれいに流れており、心底ホッとした。気をよくして1F正面の排水パイプも掃除、これで一安心、2か月ほどはどぶ掃除から解放される。

子供たちと楽しんだ岡田あーみんの「お父さんは心配症」ではないが、「俺がくたばったらビルのメンテナンスはどうなっちゃうのだろう」とは思うけれど・・・先のことはあまり心配しなくてもいい、ケセラセラという行き方もあるが・・・リンダ、困っちゃう!

今日は久し振りの五月晴れ(梅雨時の晴れ間)、庭を手入れしてから自転車で多摩川の東京側を遡上した。森林公園も大好きだが、視界を遮るものなく多摩丘陵も見晴らす広々とした河原は心が解放されて実に気分がいい。

安土城天主に立った信長はその何倍、何十倍も気分が良く、「この世をば我が世とぞ」思ったことだろう。一寸先を知らずに・・・

川端に東西50m、南北20mほどの竹藪があり、真ん中あたりに乾燥した竹で覆われた出入り口がある。住人はホームレスだろう。小生のトム&ハックの遊び心を大いに刺激する。

「こんにちは、素敵なお家ですねえ、見学させてもらえませんか、これ、挨拶代わりです」なんて飲み物かお菓子を出して友達になったり・・・かなりリスキーだね、かぐや姫やお鶴さんでは絶対ないし、竹林の清談になる可能性も低い。

ただ、国交省の河川パトロール隊が放置しているということは、近所の住民が遊びできているだけという可能性はある。真実は如何に・・・

ヂイサン連中が欅の大木下の涼しいベンチでいつも集っているのも興味深い。あまりおしゃべりはしない、もう常連だから話題も尽きたみたい。タバコを吸うために来ている人もいる。

近くの草むらにBBQセットを隠しているグループもある。パトロール隊は知っていても御目こぼしと言うか、イタチゴッコになるから放置しているのだろう。

上半身裸で日光浴している人の入れ墨は見慣れない図柄だったからフィリピン人かもしれない。小生はフィリピンでコレラになったが、それは地元では「歓迎のしるし」だという。

<6月11日、日本格付研究所(JCR)はフィリピンの信用格付をBBB+からA-へと1段階引き上げました。その理由として、世界各国が経済成長の減速により財務状況を毀損し、信用格付を引き下げたパンデミックのさなかにおけるフィリピンの耐性を挙げました>(PR TIMES 6/12)

感染症に強いタフな民族性というのはあるのかもしれない。炎天下、堤防補強工事で金属ネット(強化かごマット)にしゃがみこんで大小の石を隙間なく配置している作業員を見ると、いやはやタフな人はいるものだと感心する。小生なら1時間で倒れてしまうだろう。

多摩川漁協の産卵所の看板を見ると、多摩川には32種の魚がいるという。今は鮎のシーズンだが、いくらきれいになったとはいえ多摩川の魚を食べる人はほとんどいない。環境汚染の記憶が消えていないのだ。釣り人は近隣では(昔の小生のように)相模川とか中津川に行く。

釣り人のそばに黒いものが動いている。目を凝らすと烏が2羽。オッサンが魚を釣るとホイホイと投げ、2羽は夫婦なのか、巣で待っている子にせっせと運び、やがて戻ってきて行儀よく待っている。可愛いからオッサンは毎日フィッシング。家に居場所がなかったりして・・・なんかわが身を見るような・・・

就寝前の歯磨きで3か月ほど気になっていたグラグラ奥歯がポロリ、「最後の一葉」ならぬ「最後の一歯」、奥歯はすべて失った。あまり痛くなかったし、出血も少ない。カミサンによると歯槽膿漏じゃないかという。

入れ歯・・・以前、部分入れ歯を利用したことがあるが、違和感があるので止めてしまった。朝晩のスズメの餌のように細かく切った準流動食の方がマシかも知れない。研究してみよう。(2020/6/16)







雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(10」

2020-06-16 09:51:12 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(10」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/123(2020/6/15/月】漱石「坊ちゃん」や太宰「津軽」がいまだに愛されるのは「男の母性への憧憬」が恥ずかしげもなく描かれているからだな、と思いついた。

奥さん(女房)の母性は、当初は旦那が独り占めできるが、子供が生まれれば当然ながら子供に注がれていく。旦那は仕事に追われているし父性もあるから、あまりそのことを気にしないし、隠れてつまみ食いをしたり趣味を楽しんだりしているから、「もっと俺をかまってくれ」とは言えない。

母性への飢えを他のことで補っているわけだ。「代償行動」というそうだ。

<代償行動:ある目標がなんらかの障害によって阻止され達成できなくなったとき、これに代る目標を達成することによってもとの欲求を充足するような行動>(コトバンク)

「指しゃぶり」なんかは代表例だろうが、電車内で若者がやっているのを見てびっくりしたことがある。親指に「吸いダコ」ができていた!

「満たされない感情や欲求の対象を別のものにすること」「他者の思考や感情を、自分のものだと思い込むこと」も代償行動だという。

そうであるならば小生の文章なんてビョーキじゃん、とがっかりしそうになった・・・が、

「失恋してしまったのでその気持ちを歌にしてみる、むしゃくしゃすることによって生じる破壊衝動をボクシングに打ち込むことで解消する、などは『昇華』で、昇華する際に行う行動は社会的に高次元なものであり、心や体に悪影響を与えるということはありません」

とフロイト父娘先生は定義しているそうだ。

しょうか、分かりました、アウフヘーベンね、♪あなたに抱かれて わたしは蝶になる ふるえる羽 はげしい恋に灼く・・・加代子は蝶になり、ザムザは芋虫になった。吾輩はニャンになろう。

精神を病んだ変人奇人狂人ではあるが、その錯綜した怪刀プリズム脳でこの世の乱麻を解き、あるいは乱し、ガラガラポンで止揚しよう。

棟方志功は「わあは日本のゴッホになる」と決意、小生は龍馬をちと真似て「ドライクリーナー」を目指すか。ウェット(ハト派)じゃないからドライ、同時に血も涙も流さない bloodless、ベタベタしないサラサラ爽やかな仕上がり、中共はこれを「和平演変」と呼んで恐れているとか。

<平和的手段によってソ連や東ヨーロッパのように社会主義体制を崩壊させること。六四天安門事件以降、“中国指導部は、資本主義国家群やそれと連なる反共団体等が、中国国内外の反体制勢力の支援や資本投下、情報頒布といった手段によってこの「和平演変」を企てていると考えている”旨の報道・指摘が中国国外でしばしばなされている>(WIKI)

政治的・軍事的・経済的な包囲網で中共を「自壊」させる。トランプ米国はそれを狙っているだろう。日本はどうする、ドースル、ドースルネン?

恩ある豊臣につくか、それとも新興の徳川につくか、如何にせん。

♪あなたならどうする 泣くの 歩くの 死んじゃうの・・・

泣いたところで解決しないし、死んだらオシマイ。洞ヶ峠を決め込んで成り行きを見ようというのは手だが、両陣営から顰蹙を買うから永遠に勝ち組、一流グループには入れない。宴会場の隅っこの「旧敵国&第三国」席で悲哀をかこつことになる。

16世紀の大航海時代、スペインは世界で初めて「太陽の没することなき帝国」となった。が、好事魔多し、 1588年に無敵艦隊が英国に敗れてからは二流国に落ちた。第一次、第二次世界大戦でも功なく、2004年にはマドリード列車爆破テロに屈して「テロとの戦い」から離脱し、三流国へ。2017年からはカタルーニャ州独立騒動で内政も揺れに揺れている。

この世を天国にするも地獄にするも国家リーダーの決断次第だ。あなたならどうする、東へつくか、それとも西か、決断して歩き出すしかない。

昨日(15日)の産経書評「佐藤優が読む『官邸コロナ敗戦』乾正人著 腹をくくった政治評論」は興味深かった。“ラスプーチン”佐藤優はこう書く。

<本書は産経新聞の乾正人氏(論説委員長)による政治評論だ。本書で乾氏は、歯に衣を着せずに安倍晋三首相や今井尚哉首相補佐官等を批判する。

乾氏は新型コロナウイルス(乾氏の表記では武漢コロナウイルス)に対する首相官邸の対応が遅れた背景に外交戦略の変化があると考える。

「なぜ習近平が令和二人目の国賓に決まったのか。安倍首相自身が、第一次政権から基軸にしていた『価値観外交』を捨て、米国・トランプ政権との盟友関係を基軸に置きながらも民主主義や自由の尊重といった価値観を異にする中国やロシアにも秋波を送る『バランス外交』に大きく舵を切ったからだ」>

西郷先生や毛沢東は「戦争は血を流す外交、外交は血を流さない戦争」だと認識していたが、佐藤優や古巣の外務省は「高級ワインをポンポン開けて楽しく仲良くする」のが外交だと思っているから上記の乾氏の論考は気に入らない。佐藤は最後に自己保身のスカシッペ。

<もっとも評者(佐藤)は、わが国力を客観的に見た場合、安倍首相、今井補佐官、北村滋国家安全保障局長らが行った米国、中国、ロシアとの勢力均衡を基本とする「バランス外交」への政策転換が現実的選択だと考えている>

要は米 vs 中共激突でも洞ヶ峠がいい、というわけだ。佐藤は昨年、「北方領土問題でロシアは日本に譲歩する気配がある」と書いて大チョンボしたが、外務官僚トップを務めた“怪人”谷内正太郎の子分らしい。佐藤も谷内も、恐らく外務省は中ソの犬、米国民主党の左派みたいだ。獅子身中の虫。

(小生は「佐藤は隠れ革マル、始祖クロカンの二代目、枝野は公然部隊長」だと怪しんでいる。立民や沖縄、JR総連は佐藤の指揮下にあるANTIFAではないか)

小生は上記の乾正人氏の論考を知って、安倍総理が異常なほど習近平の国賓訪問にこだわってコロナ対策に後手をとった理由が分かった。谷内などに手玉に取られて鵺(ぬえ)のような、脳内お花畑的「バランス外交」という詐話に洗脳されていたのだ。

そのためにコロナに手間取り、つまらないことで野党から足を引っ張られ、下手をすれば宗主国の米国からも信頼を失うことにもなりかねない。

安倍氏は自らが賞味期限切れになる前に、すっかり賞味期限切れになって下り坂を行くしかない中共とは距離を置くようにし、日米英仏印豪加台乳の中共包囲網の強化に全力を投入すべきだ。

紳士的に振舞って北から軽侮を受け、拉致問題は1ミリも前進しなかった。西郷先生曰く「外交では『戦』の一字を忘れるな、忘れると侮られる」。いい子ぶりっこの代償行動では何も解決しない。(2020/6/15)









雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(9」

2020-06-14 20:08:34 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(9」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/122(2020/6/14/日】2日連続で蚊に刺されたので、網戸を慌てて修繕した。やらなければいけないとは分かっていても切羽詰まらないとやらないもので、試験勉強とか、締め切りが迫らないと書き始めないとか、そういう人は多分、多数派だろう。

何しよう 大事なことより 好きなこと(修)

理性よりも感性が優先されることは日常茶飯事だ。お母さんは子供に「好き嫌いはダメ、何でもちゃんと食べなさい!」と「理」を言うけれど、お母さん自身、好きな料理しか作らない。「ママずるい!」なんて言われると、「だってお肉の脂身は苦手なんだもん」。

豪傑になると「清濁併せ吞む」とか尊敬され、落ち目になると「無節操、結局は個利個略だった」なんて非難されたり。「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、とかくに人の世は住みにくい」(漱石「草枕」)、世の中はそういうものらしい。

そうであっても「言行に恥づるなかりしか」(海軍「五省」)と、理性的であることを良しとするのは日本人のDNAには未だに刻み込まれているようだ。「一場(いちじょう)の感情で人生の大事を誤るなんて愚の骨頂だ」といった言葉はダメ出しの場面で結構出てくるのではないか。

「そういうのを短慮、軽率と言うんだ、いい歳をしてレディ・リリーを襲うなんて、まったく何考えてるんだ・・・で、具合どうだった?」

「へへ、もうパンデミック! ♪エジプト帰りーのリリー、リリー・・・って、ずいぶんご機嫌でしたよ・・・詳細は・・・不起訴なら話しますがね、旦那の御心次第。起訴されたって病院送り、アタシはどっちでもいい。検事さんと相談、熟慮してからお返事を。旦那、悪いディールじゃないですぜ、ヘッヘッヘ」

感情は理性(計算、損得、知性、是非判断)を弱め、理性は感情(気分、好悪、本能)を抑える。抑えすぎると「非情、冷酷、人情の機微が分からない原理主義者、鬼!」なんてクソミソに罵倒されたり。

まあ、感情と理性の塩梅、制御が上手にできる人が智者、賢人で、へたくそとか、できない人、情にもろい人が愚者、暗愚、バカということだろう。

普通の人はその間を揺れている。時に賢明だったり、時に判断を間違えたり。

「恋は盲目、アンタがリリー太夫に惚れてる気持ちはよーく分かる。だけれども、箕帚を取らせ賄いを任せて上手くいくかどうか、紺屋高尾は話の世界。暫く旅へでも出て、よーく考えて見るんじゃな」

主要国の中で離婚率1位はロシア、2位は米国、日本は10位ほど。民度が高いかどうかは知らないが、日本人全体の「感情と理性の塩梅」は概ね良さそうだ。

日本では有史以来、大規模暴動はほとんどない。江戸時代は治世批判の農民一揆がそこそこあったが、最大の農民一揆(反政府武装蜂起)と言われる「大塩平八郎の乱」でもわずか半日で鎮圧され、処罰されたのはたったの40人(うち死刑は30人)である。

<近世日本の都市部において町人同士の相互扶助である「合力」が発展し、富裕町人による町方施行が成立した享保年間の頃から「仁政」と呼ばれる社会正義思想が形成された。

仁政とは、為政者は富者の私欲の追求を規制して弱者の生活が立ち行かなくなることを防ぎ、富者は私欲を自制し、飢饉や災害が発生した時は率先して施米などを行って弱者を救うべき、という為政者・富者に課された責務である。

公的収奪にせよ私的収奪にせよ、この責務を果たせない為政者・富者は「不徳」として糾弾された。家財の略奪なども行われたが、一方で正当な制裁行為であることを主張するために、家屋の破壊だけにとどめ、略奪や放火は厳に戒められた事例も多く知られている>(WIKI)

しょっちゅう飢饉に悩まされた国なのに(国だから)信じられないほどのセーフティネットがあった。それなりの福祉国家が江戸時代には模索され実践されていたわけだ。徳川幕藩体制が諸問題を抱えながらも200年以上続いたのはそれなりに善政だったのである。時代の要求に応じて体制が自らを改革していったのだ。

農林水産業を含めて識字率はなんと70%、そんな国は世界ではない。

さらに統治が揺らぎ始めた幕末には福祉政策なのか、ガス抜きのような庶民向け娯楽イベント「ええじゃないか」フェスティバルもいっぱいあった! 江戸城無血開城で江戸は戦火を免れた。戊辰戦争の参加率は人口のたった3%、犠牲を最小に抑えられた。

同志諸君、改めて言う、そんな国は世界ではないぜ。

米国は今、伝統行事の「理性を忘れて感情爆発!第〇回全米火付強盗暴動フェスティバル」の最中にある。さすが、世界がひっくり返っても真似できないほどの民度レベル! 3、4年に一度の持ち回り会場で、観光客誘致の大イベントにすべきだろう。

♪ロックとジャズとブルースに 酔って歌って踊りまくれ バーボン、ポテトにサザンフライ、クラックやればこの世の天国、火付け強盗やり放題、恋も破壊もお好きにどうぞ、なんでもありのフェスティバル!

キング牧師は喜んでいるか、泣いているか。苦労の末に小さな店を持った多くの商店主は店を壊され商品を奪われて喜んでいるか、泣いているか、報復を恐れて黙っているか。(邦字紙「The Rafu Shimpo 羅府新報」を読んでくれ!)

一体誰が時代錯誤の暴動を喜んでいるか? 中共と過激派とリベラル≒アカモドキ≒アカと社会のダニのような盗人だけだ。曰く――

「コロナを革命に転化せよ! 千載一遇のチャンスだ! 奪え、焼け、殺せ! 焦土、血の海から新しい世界を創れ!」

そういう妄想世界の住人には「体制憎し」と「付和雷同」の感情しかない。つける薬もない。遠島に追放するしかないんじゃないかと絶望的な気分になる。

そういう妄想世界のキチ〇イが人民の血と涙で創った「労働者の祖国を標榜した収容所群島」ソ連はいかにして崩壊したか。前回に続き「Russia Beyond」から紹介する。
・・・

◆レーニン「追放より強制収容所のほうがましだ」

「ソ連のプロジェクトは、我々が現在『福祉国家』と呼ぶものの要素を含んでいた。ソーシャル・モビリティ(努力すれば出世できるといった社会的流動性)、社会福祉の制度、社会的支援、無料の医療サービスなど。

しかし、これらのプロジェクトは、そのユートピア的性質のため、完全に実施されるわけにはいかなかった」。マリシェワ氏はこう指摘する。

「三権を分立させず、人々の自己管理にまつ。これが機能するには、高度の社会的責任感が必要だが、それはソ連社会にはなかった」

なるほど、レーニンと同志たちは信じていたかもしれない。党もソ連の役人も、すべて公正かつ誠実であり、賄賂を取ったり盗んだり職権を乱用したりすることはない、と。だが、残念ながら、現実は「真理」からかけ離れていた。

ソ連の初期でさえ、ボリシェヴィキ政権は、穀物を生産した農民から非人道的なやり方でそれを徴発した。政権は、民衆の強力な抵抗に遭い、しばしば、1920~1921年のタンボフでの反乱のような事態になった。タンボフ反乱には5万人以上の農民が加わり、数万人が赤軍によって殺された。

一方「新世界」に収まらなかった人々、とりわけ元ブルジョアジーや地主もつぶされることになった。「無慈悲な根絶が必要だ」とレーニンは書いている。

「外国人は急いで追放しなくてもよい。強制収容所の方がいいかもしれない」と彼は言った。レーニンが社会正義と平等の理想的状態を構築しようとしていたのは明らかだったが、それは残酷な方法で行われた。

これに関連し、心理学者で思想家のジョーダン・ペーターソンはこう主張する。レーニンを理想化して、彼が労働者階級の幸福のみを追求していたと言うのはナイーブである、と。

ペーターソンは、単純化しすぎている嫌いはあるが、単刀直入にこう述べる。「レーニンの腹心はスターリンだった。もしあなたの腹心がスターリンだとしたら、あなたは良い人間ではない」

結局、ソ連当局は、農民の抵抗を粉砕して、私有財産を国有化し、土地と農業生産の手段を集団化することを宣言した。今や、農民の土地、牛、農具はコルホーズすなわち集団農場に属していた。こうして農民は、ほとんどお金を奪われてしまった。

農民は「労働日」に働き、働いた日数に応じて現物支給された。歴史家たちは、1861年に農奴制が廃止されたと言うが、それは、1932年~1937年に復活したのである。農民は、自分に割り当てられたコルホーズから去ることを禁止された。

◆経済的衰退

集団農場のシステムは、穀物生産の急激な減少をもたらし、食料を外国から購入しなければならなくなった。かつて、1913年の時点で世界有数の穀物輸出国だったロシアは、その主要な輸入国の一つに転落した。

ルドルフ・ピホイア氏の示す統計によれば、1973年にソ連は、自らが消費する穀物の13.2%を輸入していたが、1981年には、その割合は 41.4%にまで達した。

また1987年には、ソ連の生産に占める消費財の割合は24%にすぎなかった。国は、自国民を犠牲にして前例のない軍備拡大に乗り出していた。

しかし、その収入はどこから得られたのか。1970年から1980年にかけて、シベリアの石油生産量は10倍(3100万トンから3億1200万トン)に増え、ガス生産量は95億立方メートルから1560億立方メートルにまで増加した。そしてこの石油とガスは西側に輸出されていた。衰退しつつあるソ連経済にとって唯一の「ライフライン」だった。

「党と国家の機構はあらゆるレベルで統合されていた。すなわち、行政、管理、コミュニケーション等のすべてのレベルで」。マリシェワ氏は言う。

「党と国家の機構のいずれかに危機が生じた場合、もう一方も危機に見舞われ、衰退する。だから、1980年代後半に民主主義が発展し始めたとき、党は権力を維持することができなかった。共産主義のイデオロギー自体は生き残る力を持っていたが、国家機構との一体化は、共産主義を破滅させた」

チェルノブイリ原発事故の大惨事は、行政機構が芯まで腐敗していることを示した。ミハイル・ゴルバチョフが社会的・政治的改革を始めると、党と国家の、それでなくとも不安定な均衡は崩壊してしまった。

リアルな選挙が導入されると、ソ連の各共和国の国民が主権を強く望んでおり自ら決断を下す機会を得たがっていることがあぶり出された。

その間、党の古くからの党員はほとんど皆辞めていった。1986年~1989年に、すべての共和国の地元党幹部の90%が辞任し、結局、連邦は崩壊した。

ソ連のシステムは、時代の要求に応じて自らを改革することができず、持続不可能であることが証明された。(以上)
・・・

ソ連は崩壊すべくして崩壊した。ソ連の指導と支援で生まれた中共も崩壊する。早めに静かに自壊してほしいが、何億もの難民が世界に押し寄せたらコロナどころじゃない、それこそ元寇、侵略だ。早急にA2/AD(接近阻止・領域拒否)対策練るべし。

言論の自由があるから我々は「理性を働かせさえすれば」過去から多くを学ぶことができる。一方で中共には言論の自由はないし、理性を働かせて「解」を得たところで、それが中共の政策に合わなければ「反逆罪」で弾圧される。武漢肺炎を真っ先に報告した李文亮医師は処罰され、後に武漢肺炎で亡くなった。

中共の学者から構成されている社会科学院は習近平政権初期に「学問の自由を縛るのはいかがなものか」と声をあげたら、習近平に「誰のお陰でメシを食ってるのか」と恫喝されるや沈黙してしまった。

共産主義とは独裁者に追従するだけのシステムで、上がムース(ヘラジカ)を指さして「あれは馬だ」と言えば下も「あれは馬です」と言うだけである。

「いや大きな角があるから鹿の一種です」と言ったら死刑、「正確にはロバです」は収容所送り、「農耕用のペルシュロンという馬です」ならお伽衆に採用されるかも知れないという、ほとんど理性とは程遠い、不思議の国のそんなのアリンス、狂気の世界。

キチ〇イから言わせてもらえば「一度キチ〇イ、一生キチ〇イ」で、火付強盗殺人鬼のような重度のキチ〇イは絶対完治しない。ひょんなことから狂気にスイッチが入るのだ。

「くそっ、面白くねえ、生きてたっていいことねえや、どでかいことして死んでやる!」、コロナと大統領選という社会不安、社会分断に揺れている今の米国は、そういう連中にとってパンデミックの絶好の機会になっているはずだ。合い言葉は「アカ頭巾ちゃんに気を付けて!」。

エクソシストとかバスターズになってアカ掃除を終えてから昇天したいものだ。(2020/6/14)







雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(8」

2020-06-13 17:37:21 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(8」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/122(2020/6/13/土】朝は室温28℃、いつもの通りの梅雨、ブルーになるが、これがなければ農業など困る産業は多いから、「神様仏様、どうかほどほどに」と祈るしかない。

人間は高度(利便ときどき邪道)な文明を築いてきたが、治水灌漑や建設土木から医療研究などあらゆる分野で自然災害、伝染病など災難を小さくしてきたが、基本中の基本である「飢え、食糧難」を解決できたわけではないし、平和をもたらすはずの宗教や主義でも相変わらず殺し合っている。

専門家によると災害によるダメージは自然災害が一番大きく、次いで紛争災害(民族紛争、宗教紛争、派閥紛争など)、経済災害(恐慌、不況など経済危機)、戦争災害(国と国の激突)だという。

一人当たりのGDP(年率)への影響は一番大きい自然災害でもマイナス1%ほどだからさほど大きいわけではなさそうだが、1億人の国で1%、100万人が犠牲なると考えれば甚大だ。

2011年の東日本大震災での死者・行方不明・関連死2万人、避難者数(最大) 47万人だって大災害として未だに傷は癒えていないのに、100万人が被害を受けるような災難が2、3年続いたら大打撃だろう。

(ちなみに毛沢東の招いた経済災害&人災「大躍進政策」の餓死者は人口5億人の10%、5000万人。中共は「天災だ」と嘘をついており、14億の民の多くは騙されている)

実際には1億人が皆で被害を引き受けるから痛みは小さくなるとは言え、GDPは年率2、3%成長しないと経済が委縮すると言われている。そういう中でマイナス1%となれば財布のひもは締まる、消費意欲が下がる、ボーナスは前年割れ、残業はダメ、気分が晴れない、となる。みんな空気に流される、付和雷同、蚤の心臓。

今回のチャイナコロリ、中禍は自然災害(感染症)のような紛争災害(生物兵器由来?)であり、未曽有の経済災害(年内で収まるかどうか)でもあり、戦争災害(中共 vs 世界の激突)という「最強手」というか「禁じ手オンパレード」。

中共は世界中からレッドカードを投げつけられているのではないか。普通の国なら恐れ入って、責任の所在はともかくも、

「結果的に重大性の認識が不足していたことについては謝罪いたしますが、賠償に応じることは第一世界大戦の敗戦国ドイツを圧迫し、結果的に第二次大戦を招いた歴史から世界にとっても懸命な策とは申せません。

中国は後進国であり、人口は14億、一人当たりのGDPは世界70位です。いまだに月収千元(約1万5千円)の民が6億もおり、中規模の都市で家を借りることすらできないのが実態です。新型コロナで影響を受けた人々の生活保障が重要課題になっている今、恥ずかしながらない袖は振れぬ、と申す外はございません。

今後は過ちを改め、国際社会の良きメンバーとして貢献してまいります。角を矯めて牛を殺すことにならぬよう、どうかご理解とご協力をいただきたく、伏してお願い申し上げます」

こう頭を下げて習近平の首を出せば、軍隊の縮小、核放棄、チベット、ウイグル、モンゴル、香港独立、収容所解体、共産党禁止、台湾不干渉くらいで勘弁してもらえるかも知れない。

とりあえず虎口から逃げ出すための兵法で、まずは先進国の怒りを鎮めることだ。習近平の首はマスト。小生が広報担当なら以上の策を提言するがのう。10年後に「舌技で中共を解体した男 シーチン」なんていう本、出ないかなあ。

さて、温故知新、ソ連はいかにして崩壊したか。Russia Beyond というサイトはソ連/ロシアから逃げ出した人たちが作っているようで、以下、紹介する。
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なぜソ連の社会主義は失敗したのか:衰退と崩壊の要因は何か ゲオルギー・マナエフ(2019年6月28日)

社会主義国家「ソビエト社会主義共和国連邦」の衰退とそれに続く崩壊には、いくつかの明白な要因があった。

ソ連の黎明期、間もなく共産主義が世界に打ち立てられるとの期待が、世界各国の左派勢力の間で高まっていた。しかし、その後数十年のうちに、レーニンの社会主義的理念の挫折が明らかになった。これはいかにして起きたか?

◆社会主義の扉を通じて共産主義にいたる

「社会主義と共産主義を区別することが重要」と言うのは、エレーナ・マリシェワ氏。彼女は歴史古文書研究所・古文書研究科を率いている。

「社会主義は、ソ連の国家行政の形態であり、共産主義は支配的なイデオロギー。この社会主義国家のプロジェクトは、当初はユートピア的でポピュリスティックだった」

ルドルフ・ピホイア氏は、歴史学博士で、国のアーカイブの元専門家だが、論文「なぜソ連は崩壊したのか?」でこう指摘している。

ソビエト国家の主な特徴は政府機関と共産党が一体をなしていたことで、ソ連憲法(1977年)は、党を「政治体制の核心」と定義している、と。

実際にはこれは何を意味したのか? レーニンの主張はこうだ。

選挙で選ばれる地方自治機関「ソビエト」は、直接民主主義である。だから、議会も三権分立(立法、司法、行政の相互の独立)も必要ない。すべてはソ連最高会議の代議員がカバーする。これらの代議員は、各地元のソビエトから選出されている――

しかし、ソ連の選挙はまがい物だった。役人はすべて、ソ連共産党によって任命された。真に国家を支配していたのは、党の中央委員会である。あらゆる軍人、官僚、警察官、秘密警察は、党に属していた。国の治安を保障していたのは、秘密警察「KGB」の膨大なエージェントだ。

フィリップ・ボブコフ将軍(1925~2019年)は、KGBの元副議長(1983~1991)を務めた人物。その彼が最近のインタビューで推算したところによると、すべての地域に約300〜500人のKGBエージェントが活動しており、主要な地域では最大1500〜2000人に達していたという。

こうした状況で、体制に異を唱えたり反抗したりした人間には、刑務所と強制収容所(グラーグ)が待っていた。恐るべきグラーグのシステムは、1933年の時点で50万人以上を収容していた。1936年以降は100万人以上に達し、1950年代の初めには実に250万人にのぼっていた。このシステムの過酷さは、とくに外国人の目からすれば明白だった。(つづく)
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ソ連の轍を中共は辿っている。中共が自ら力があるうちに方向を変えなければ、名物の軍閥が割拠したり、狂信的な団体が暴れたり、排外主義が逆に外国の干渉を招いたりといった災厄を招く。

蓄財蓄妾美酒美食とか孫子の兵法ではなく、四書五経を学んで文治政治に徐々に切り替えていくとか、本当の文化大革命、大改革が必要だと思う。

「子曰く、之を導くに政を以てし、之を斉(ととの)うるに刑を以てすれば、民免れて恥無し。之を導くに徳を以てし、之を斉(ととの)うるに礼を以てすれば、恥有りて且つ格(ただ、正)し」(論語)

(解説:国家経営は法律を作れば上手くいくとはならないね。行政を法制のみに依ったり、治安に刑罰のみを用いたりするのでは、民は抜け道を見つけてテンとして恥じない。

上に政策あれば下に対策あり、中共統治下の今では華人の処世術になってしまった。情けないことだよ。行政や治安は道徳、モラルをベースにすべきで、ルール違反は恥ずかしいことと思うようにした方が上手くいくと思うがね)

孫中山(孫文)先生も日本で多くを学んだ。ポスト習近平の指導者も日本で民主主義のピンキリ、清濁、裏表、リアルを学んではどうか。(2020/6/13)