秋の気配も感じなくはない9月ですが、陽射しの強さがまだ真夏です。
秋がなくならないといいな。
福岡の教室が終わり、家に帰り着いたのは22時頃でした。
福岡の教室の前の日は、沖永良部島に行っていました。 意識が怪しくなってきた義父に会うためでした。
義父は苦しそうな息遣いでした。
どうして呼吸が苦しいのか、どうして身体が自由に動かせないのか、どうして真っ暗で何も見えないのか。
夫が父に言葉をかけています。
「初めての経験で、話せないけれどパニックを起こしているかもしれないからね。耳が聞こえているかもしれないし、今、自分がどうなっているか、話しかけておこうと思って。」
それを聞きながら、今更ながら、細やかな心遣いをする人だなぁと感心しました。
夫の話に、少し足が動いていました。
聞こえているのかな。
そんなことを話しながら、小康状態な感じだね、と話し翌日の朝一番の飛行機で私は帰り、仕事に向かいました。
翌日は、夫も帰ってきました。
そして、夫が帰ってきた、私は福岡から帰ってきた日の未明に義父は旅立ちました。
ばたばたと準備をし、翌日とんぼ返りの夫。私も猫たちを動物病院に預けて、再び飛行機に乗りました。
葬儀場での式でしたが、たくさんの人が来てくださる昔ながらの葬儀でした。
自分のことを語ることがなかった義父のことをたくさん聞くことができました。
本家が云々、という話も今まで途切れ途切れでしか理解していませんでしたが、やっと、なんとなく、わかった気がしました。
なかなか、気軽に集まるには遠すぎるので、先週の今日、忌明け祭というものも済ましました。
多くの人の力をお借りして、すべて終了したことでした。
もう、私の父とも会っているでしょうかねぇ。