1月の半ばからオンラインではじめたおむつなし育児の勉強が今日で終了しました。
講座の中で紹介された本も読み、排尿排便ということについて、折に触れ考えた濃い約1ヶ月でした。
さて、おむつなし育児ということを学んで思ったのは、紙おむつvs布おむつ、という話ではないし、早く外せるからおむつなし育児推奨でもないということです。
講師の和田智代さんのお話を聞いていると、赤ちゃんの頃から赤ちゃんが気持ちいいと思える排泄ができるように、ということが主眼。
タイミングよく排尿排便をおまるでキャッチできるのはオプションのお楽しみのようなものかなぁ、ということです。
そして、赤ちゃんの仕草や表情、声などをよく見て聞いて観察して、排泄のタイミングをわかってあげると赤ちゃんも気持ちよく排泄できるらしいということ。
でも、タイミングを逃しても、親御さんが赤ちゃんに注意を向けていることは赤ちゃんに伝わっているということ。
ああ、これって赤ちゃんと親御さんの間に愛着を育てる言葉以前のアプローチだなぁとしみじみ感じました。
もちろん、年長さんで、就学のタイミングでおむつが取れていた方が良い、というのは親心だし、その方が子どもの社会生活に支障が少ないと思います。
でも、そこを、そこだけを目指しておむつなし育児をすると、親御さんもお子さんもしんどくなるのだなぁと思いました。
今回、私がおむつなし育児について学ぼうと思った入口は、高齢者のおむつ問題からでした。
学んでみると、おむつをはずすにはハウツーはありませんでした。
排泄という、どちらかというと他人と共有するのは難しい部分で、相手の「気持ち良い排泄」ということに心を配り、相手の尊厳を大事にするという、当たり前の人としてのあり方を学んだ気がしました。
ハウツーではないからこそ、赤ちゃんにも高齢者にも通用する、おむすなし育児の講座でした。
風が気持ちよく、緑の芽吹きが眩しい頃には、私自身も「おむつのない生活」についてお話できるかな、と思っています。
悩む排泄から、気持ち良い排泄へ。排泄への思考をシフトしましょう!