日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

切ない一日。

2016-01-27 21:23:02 | 発達応援
 いつも楽しみにしていた、「うにの秘密基地」という猫ブログ。
主役猫のうにちゃんが入院していたのですが、今日は悲しいお知らせになっていて胸が痛みました。

 ほんの数日前まで、普通の日常を送っていたのに…。

 我が家の旅立った猫たちは、具合が悪くなってから半年とかそれ以上色々ありました。
数時間置きに起きねばならないことや毎日ふとんにお漏らししたり、
水を定期的に飲ませたり、手はかかりましたが少しずつ弱っていく猫に、
私たちも少しずつ覚悟し、いつかくるその日に少しでも悔いのないように…、と思うこともできました。

 今、元気に駆け回るうちの3猫たちにも、いつかは来る日なんだなぁ。
そんなことを思い出した夕方になりました。

 ある、きょうだいの話です。

 下の子は、上の子の宿題が自分より少ないことを知っています。
でも、上の子のクラスの他の子たちが、もっといっぱいの宿題をしていることも知っています。

 「あのね、○ちゃん、特別クラスなの。」
と話しながら、上の子のことを見つめています。

 「何回やっても、覚えないの。もう、きもいよね。」
 「もっと上の学年なるのに、やっていけるのかな、あんな宿題でもっとしたらいいのに。」

 「心配」と「なにやってるの!」の気持ちが混ぜこぜになった、
身近な人の心からの気持ちが伝わってきます。

 上の子は、同じくらいの年の子が、下の子が話しかけると楽しげに応じるのに、
自分が同じように話しかけると無視することに気がついています。

 その態度に、心の中に小さなさざ波がたち、
少し、いらいらしているのがわかります。

 だから、その子のことは名前で呼ばず、
「そこの人」と呼び、自分から距離をとっています。

 きっと、そういうことははじめてではなく、日頃、学校でもあることなのでしょう。
そのたびに、自分から人と距離を置き、
自分の気持ちを守る術を学んできたのでしょう。

 下の子もそのことには気がついていて、
それは仕方がないことのように、何事もなかったことのように、
上の子のいら立ちには、気がつかないフリをしています。

 何事もないように、子どもたちはその場で振舞っています。

 その場にそれぞれの子どもたちの保護者はいますが、
仕事終わり、そのままに急いできているからでしょう。
眠ったり、携帯での連絡に忙しく、
いつも見慣れた、子どもたちの世界に特別目を配ることはありません。

 ちょっと、せつないことの多い一日でした。
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