鉄道記念日に当ててなのか、開業140周年の当たるからなのか、とにかく今年の鉄道の日、10月14日は、何かとイベント列車が多い。どれをどこでどう撮るか、あれこれ贅沢な悩みもまた楽しいけれど、仕事の都合でどうにもならないことが多い昨今、どうしても外せないと思うものだけ、取り急ぎ狙うほかはないか。かつてのように、ある程度、時間にも余裕があれば、大胆な計画も実行できるというものだが、今はそうもいかない。流されることなく時間を見つけて鉄道趣味を楽しむことにしようと思っている。
今回どうしても外せないもの。それはやはり、EF65P型の牽くブルートレイン。寝台列車を牽引するために生まれた機関車だから、我々の世代には、最もシックリくるし、現在バリバリの10代~20代のファンには、P型といえば最も憧れる機関車ではないだろうか。その機関車が、24系寝台車を牽くとなれば大騒ぎだろう。親子のブルトレ体験ツアーの団臨だそうで、東海道線をお昼間に早川まで往復する。これはやはり東海道線で拝みたかったが、当日はどうにも都合がつかず断念せざるを得なかった。苦肉の策で、前日の回送列車を撮りに南浦和界隈へお邪魔した。天気も心配されたが、申し分のない朝日の中を、堂々と65Pトップが現れた時、忘れていた記憶が甦ってきた。それは、HMの無い「あさかぜ」号の臨時スジの列車を思い出してしまった。なんとももどかしい思いだ。全面窓のHゴムを白くとか、編成をもう少し長くなんて無理は言わない。しかし、大好きだった「さくら」や「はやぶさ」のHMを掲げていたら、どんなに素晴らしかったか・・
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2012(H24)-10-12 回9722レ EF65501 24系x7 東北本線:南浦和-蕨
Nikon D4 Nikkor AF-S VR 70-200mm F2.8G(II)