晩年の「銀河」は、24系25型寝台にまでなりましたが、最も印象的だったのがこの20系「銀河」です。
カメラを持って東海道線に初めて繰り出たのが1975年ですから、かろうじてスハフ44を連ねた雑系編成には間に合いましたが、しばらくして、雑系客車が20系に置き換わることを知り、なぜ特急用の20系が急行に格下げなのだろうと傷ついたものです。今思えば、高度成長の波に乗り、鉄道の世界も豪華に、そして速くなっていく時代でした。いくらB寝台車でも、3段式では時代に合わなくなってきたのでしょう。しかしこの20系という客車、重厚で気品があり、今見ても大好きな車輛です。
1979-03-15 104レ EF5891 急行「銀河」 平塚にて