にわかに65PF型の注目度が上がってきているようだ。今年になってから、旅客会社、貨物機ともども現役引退機が現れてしまい、数を減らしているからだ。今までを振り返ってみても、EF65の活躍ピークはとうに過ぎ、最近では余生を送っているという雰囲気が醸し出されてきた。それは、いつの間にか、更新色が大部分になった65PFが国鉄色いわゆる特急色に戻されてから、かなり時間が経過したという現実でも容易に理解できるのである。
アントンKはというと、我が人生とともに歩んできた機関車の一形式としての愛着は大いに沸いているが、だからといって熱い視線で撮影に奔走するといった気持ちは随分昔に無くなってしまった。思えば、東海道ブルトレに抜擢され走り出した時代、そして全国的にヘッドマークが復活し、特に65PFの「あけぼの」の復活に興奮した1985年が自分にとってのピークだったのかもしれない。来年のダイヤ改正でも大きく変わることが予想されるから、もう一度今の65PFに向き合ってみるのも良いかもしれない。
掲載写真は、それまでの65P型からスイッチされ、ようやく東海道ブルトレけん引機として板に就いてきた65PFの晴れ姿。この後EF66にさらにバトンを渡してしまい、丸型「富士」から山型「富士」にヘッドマークも変化したからか、丸型「富士」マークも懐かしく感じてしまう。
1981-10-20 8列車 EF651100 「富士」 真鶴付近にて
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