カテゴリーがいささか偏っているので、古い写真が続く・・・
今や高崎線の撮影地としてメジャーになった神保原~新町間。今では通称ジンボシンと言うらしい。ここは、日の長い時期は、早朝の夜行列車から撮影が可能となり、また冬季には、南側から朝日が上がり美しい斜光線で撮影が可能となり、線路沿いには、舗装された綺麗な道路まであって、随分とお手軽な撮影地となったものだ。いわゆるネタものが走る際は、かなりの数の鉄チャンが集まり、人だかりがいくつも出来ると言うから恐れ入る。確かに、年々高崎線沿線は、宅地化がますます進み、開けた場所が限られてきたから、もうひとつの名撮影地、岡部~本庄(通称オカホン)と並んで、ここも最後の砦となっているのだろう。
現在、高崎線は、神流川を複線の大型トラス橋りょうで渡っているが、かつては、上下線独立の、単線トラス型の鉄橋だった。当時もかなり古めかしい鉄橋のように記憶しているが、掲載写真は、その鉄橋の架け替え工事の最中の時に撮影したものだ。旧線の南側に敷かれた新線(これは現在の線路)をゆっくり上ってきたEF641000番代の牽く「やすらぎ」座敷車。よりによって、現代のスター1001号機が牽引している。右端に伸びている線路は、旧下り線の線路。ようやく片側ずつ移行して、上下線まとまった時期の写真のようだ。今でも、この場所に行くと、上下線がゆるくSカーブを描いて走っているが、これは、この時の「名残り」だろうと考えられる。
昔からの有名撮影地だった神保原~新町。どんなに人が集まっても、お互いにマナーを守り、譲り合って楽しい撮影が出来るよう、これからもトラブルなど無いよう心から願っている。
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1986(S61)-06-13 9742レ EF641001 12(座)タカ やすらぎ編成 高崎線 / 神保原-新町
Nikon F3P MF Nikkor 135mm f/2S PKR
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