八王子と高崎を結ぶ八高線には、近年まで貨物列車が運転されていた。とは言っても随分時間が経ってしまったはず。しっかり調べないと判らないくらい前の事となった。現在は八王子から高麗川まで電化され通勤電車が行きかっているが、キハ35形の時代から知っているアントンKには、随分近代化された印象を現在持ってしまう。それでも高麗川より北側では、昔ながらの面影も望めるのだろうか。なかなか今では足が向かず良く分かっていないのだ。
八高線で思い出すのは、やはりお正月に運転された「高尾臨」と呼ばれる初詣臨、それにDD51の重連で運転されていたホキの貨物列車だろうか。今でも在籍している高崎区のDD51が縦横無尽に活躍していた。全てが800番台の貨物機で統一され、比較的綺麗に整備されていた印象だったのは今も変わらない。週末は運休が多かったため、出張の合間を狙って、よく関越経由ではなく八高経由で帰ったものだ。ちょうど都合のいい時間に貨物列車の設定があり、何度も撮影しながら南下した思い出が蘇る。今回はそんな中から1枚。小宮駅で交換するDD51重連。今では訓練列車等でその雄姿を八高で拝めるが、かつての地味な運用こそ、ここのDD51本来の姿に思えてならないのだ。
1994-05-13 単273ㇾ & 5264ㇾ JR東日本/八高線:小宮駅にて
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