アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

豪華列車「カシオペア」今年も始動!

2019-05-04 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

このGWを境に、今年も「カシオペア」の運転が始まった。北海道の乗り入れはとうに無くなり、JR東日本管内の運転に限られているが、行先や運転ルートが都度異なり、ある意味撮影する立場からすれば、かなりポイントは広がったと言える。とはいえ、旅行会社主催の団体列車としての運転のため、完全なる不定期列車となり、こちらもそれに合わせて出向くことが難しくなっているのが現状だ。

このカシオペア号は、運転開始の1999年からEF81と後のEF510とに専用機関車を用意するまでの拘りで運転されてきたが、専用機関車の方が先に引退してしまい、客車列車が残存するといった、通常我々が見てきた逆のパターンとなっている。東北筋のカシオペアでは、EF510からEF81にけん引機が戻り、専用色ではない通常の機体がその任に当たっており、何とも不思議な現象が起きている。現在の運転実績を考えると、今までは見られなかった、EF81やEF510以外の機関車がけん引する、中央線や上越線の重連運転が魅力的に映るだろうか。ただ、その場合ヘッドマークの装着は現在されておらず、列車そのものの魅力は半減しているのが残念でならない。

掲載写真は、特急「カシオペア」札幌行きとして運転された初日下り列車。目新しいEF81の斬新ともとれる専用色はまだピカピカで、あとに続くE26系客車とマッチしていた印象がある。がしかし、この塗装はファンには人気が無かったことを思い出している。もうすでに20年前の話。随分と時間が流れた。

この週末、アントンKも久々のカシオペアの運転に心躍り、沿線に出てみたが、明らかにカシオペアよりお若い少年ファンの集団の奇異な行動や言動に辟易してしまい、ここでも時の流れを感じざるを得なかったのだ。普段は見られない特別な列車だから、若さ余って浮かれる気持ちはよくわかるが、倫理観を問われるような行動は如何なものか。いまや令和の時代。鉄道ファンも時代とともに変わってしまったのだろうか。少し切ない気持ちになって帰路についていた。

1999-07-16     8009ㇾ  EF8189  カシオペア初日 JR東日本/東北本線:南浦和付近



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