EF57の撮影で思い出深い列車の一つに上げられるのが、特急「あけぼの」のけん引だろう。もちろん定期の特急「あけぼの」ではなく、夏の多客時に運転されていた臨時の「あけぼの」である。
当時はブルトレ「あけぼの」といえばEF65PF牽引と決まっていて、まさか臨時とはいえ特急「あけぼの」をEF57が牽引するなんて思いもしなかったのだ。しかし写真を見てお分かりの通り、14系座席車10両編成だから、特急と言われなければ、臨時急行か団臨と思われても仕方なく、実際、目の前に列車が現れた時はちょっとがっかりしたものだ。14系ハネや20系だったらどんなに良かったか・・これ以後20系「新星」か何かのけん引実績があるはずだから、なおさら悔しい思いが今も蘇ってくる。
掲載写真は、朝もやの中、ラストスパートをかける特急「あけぼの51号」上野行き。推進回送中の急行寝台列車とすれ違ってオロネ10が背景に見え、まさにこの時代が夜行列車全盛時代だったことを物語っている。
1976-08-21 9004ㇾ EF577 特急「あけぼの51号」 東北本線/西日暮里付近
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