山陰線を走るキハ58系

今日は、日付の語呂合わせでゴハチの日ということらしい。ゴハチと言えばEF58といきたいところだが、あまりにもネット上でEF58を目にするので、アントンKは敢えてゴハチでもキハ58で参戦してみよう。

今や急行型ディーゼル車など隔世の感があるが、全盛期にはキハ58系列は巨大なグループで、2基エンジンのキハ58だけでも全国に1000両近くは配置されていたはず。それこそ、全国どこへ行っても出会うことのできる車だった。だから当時は、ごくごく当たり前の車両に思えて、あまり撮影した記憶がなく、よほど光が良かったり、撮影ポイントが好みだった以外はやり過ごしていた。こんなキハ58だが、乗車する機会は意外と多く、各地で乗車した思い出は残っている。今では、ごく一部で動態保存といった形で運行しているようだが、一度足を運んでみたいと思っているところだ。

掲載写真は、山陰本線を行く急行運用のキハ58系。実はこの日、御召列車の運転日であり、それに合わせて遠征していたのだった。おそらく本番列車の前走りの列車だったのだと思う。時間とともに露出が無くなり、辛い気持ちになったことを昨日のことのように思い出せる。ここでは地方のローカル急行だが、関東地方では、常磐線に12連の急行「ときわ」や、東北線には急行「おが」や「いいで」といった名門急行も長大編成を連ねて運転されていた。次の機会があったら、それらの列車達を掲載してみたい。

1985-10-20　　　ｷﾊ58　　　　　山陰本線：青谷付近