新鶴見信号所出発線に並ぶ、国鉄型直流電機の代表形式だったEF64とEF65。
写真の2002年からすでに15年以上の歳月が経過、どちらの機関車も現存しない。厳密に言えば、かろうじて現役と言えなくはないが、アントンKにとっては過去の機関車となった。別に先行きが短いから、撮影していた訳でもなく、増してそんな先の情報など持ち合わせるはずもなく、ただEF64の0番台が好きで、それも重連で都心まで入る運用になって、時間さえあればカメラを持って通っていた時代。自分には思い出深い画像だ。ロクヨンは好きだったから、番号にもこだわって撮影したものだが、今ではそんな気持ちも沸いてこない。歳をとったからなのか、自分自身が感じなくなったのか・・・少なくとも、この頃とは、撮影に対する心持が今は変わったと感じている。それは記録撮影からの脱皮と大きく関わっているはず。写真を記録のみとしない、撮影スタンスの新たな発見の追求とでも言おうか。長年培ってきた鉄道に対する自己流撮影の信条を少しづつ壊していくことは、とても怖いしまた楽しいことなのだ。新たなる領域で満足できるには、まだまだほど遠いが、試行錯誤しながらゆっくり撮影を今後も楽しみたい。
2002-09-11 5465ㇾ EF6414+21 & EF651073 新鶴見にて
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