東海道線を走るブルトレの撮影で、今でも少し心残りなことは、東京発の下り列車をもっと気にかけて撮影していれば良かったと思うこと。普通、東海道線の夜行列車撮影を試みるのは上り列車だが、季節を選べば東京発の下りも撮影対象となっていた。これは、もちろん関東圏での話。山口県で撮影出来るブルートレインは下り列車が主体になるのだ。
振り返ると、アントンKも長く撮影だけはしているから、東海道ブルトレ下り列車の画像は、その時代ごとには残っているが、上り列車と比較して圧倒的に撮影機会は少なかった。確かに下り1ㇾ「さくら」が東京16:30発。続いて3ㇾ「はやぶさ」16:45、5ㇾ「みずほ」17:00と15分おきにやってくるが、この時間帯だから、撮影ポイントの選択を間違えると、影の中の撮影となり魅力が半減してしまう。夕日の高さ、影のかかり具合等、列車の通過する時間帯の状況の把握は事前に必要だから、当時はなかなかハードルが高かった。
現在のように、高感度で半ば強引に撮影する訳ではなく、あくまでも眩しい夕日を車体いっぱいにして撮影したいという、もっとも初歩的に思える撮影だが、まだまだ当時のアントンKも甘かったように思う。いくらでも写したいポイントはあったはずなのに・・・
忘れていた画像から1枚。西に傾きかけた真夏の太陽を受けて、堂々と通過する寝台特急「はやぶさ」西鹿児島行き。現在でも話題のEF651127号機がその任に当たっていた。
1983-08-07 3ㇾ EF651127 はやぶさ 東海道本線:鶴見付近
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