アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

古座海岸を行くトワイライトEXP

2014-09-14 19:00:00 | 鉄道写真(DL)

トワイライトEXPが和歌山に入るとの情報を頂いたので、遠征翌日は、紀伊半島を一路南下、和歌山県まで行き、数十年振りの紀勢本線を撮影することにした。

調べてみたら前回の紀勢線の撮影は、何と1983年だったから、ざっと30年前ということになる。当時は、もちろん国鉄時代、普通列車は、客車でゴハチ牽引、特急こそ381系だったが、非電化区間にはまだキハ82系「南紀」があった。普通列車なのに、「はやたま」と名称があったゴハチけん引の夜行列車も懐かしく思い出される。

そんな忘れかけた時代に、行きたくても行けなかった撮影地で、今回の団体列車を狙おうと最初から決めて向かった、古座海岸の俯瞰撮影。海岸線に隆起した岩がいくつも連なった特徴ある景色は、昔と少しも変わらない。紀勢線を見下ろす山頂から見た情景は、想像以上に素晴らしかった。多分快晴のお天気の性もあるだろう、はるか水平線までくっきり見渡せ、空と海の「青」が心に染みわたるのがわかった。こんな条件での撮影は、近年中々ないと考えると、緊張感で身体が熱くなってきた。

大勢のギャラリーの待つ中、ほぼ定時にDD51重連が姿を現し、続く24系客車が朝日に輝き、最高の場面が目の前で展開された。撮影後は、まるで御召列車撮影直後のような、ドヨメキと歓声、そして拍手まで起こり、一種の連帯感のようなものを感じることができた。確かに今回の被写体自体は、イベント列車ではないものの、団体列車のいわゆる「団臨」だから、大したものではない。ただ、これをきっかけにこんなにも好天の紀勢線の撮影ができたことの方がアントンKにとってははるかに大きかったように思う。

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2014(H26)-09-14       9027レ  DD511193+1109     JR西日本/紀勢本線:古座-紀伊田原


名古屋地区の注目列車~白ホキ

2014-09-13 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

この週末は、天気も安定するようだったので愛知まで出向き、普段気になっていた列車を撮影に行ってきた。

その一つが、この「白ホキ」とファンの間では呼ばれている列車。運転区間が短いため、撮影場所には苦労するが、この手の専用貨物列車は、今となっては大変魅力的に映る。早朝と夕方と一往復運転があるが、ロクヨン担当の夕方の列車を狙うことにした。同じ専用貨物列車でも、関東のホキ列車やタキ列車とは、一味もふた味も違う。白いからなのか、スケールが大きく見えるのだ。そんな貨車を重そうに牽引してくるロクヨンは魅力的。夕日がさらにモチベーションを上げてくれた。

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2014(H26)-09-13      5767レ     EF641033         JR東海/東海道本線: 清州


尻手短絡線を行く・・

2014-09-07 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

まだ蒸し暑さが残る休日の朝、いつのもようにいつもの場所へ行く。昔に比べたら、列車本数は半分に減ってしまったが、メイン列車が健在である以上、朝練の価値有りとの判断で記録は重ねている。

そんな帰り道、近くの短絡線でホキ列車を待った。今日は国鉄色の1014号機とお仲間から情報を頂き待機していると、しばらくで複数の踏切が鳴りだし、肩を揺らしながら原色機が姿を現した。木曽の山奥を重連で走ったと思えば、東海道線を全力で走ったり、はたまたこんな狭い道をすり抜けていくロクヨン・・いつまでも見ていたいシーンだ。

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2014(H26)-09-06              5764レ   EF641014            尻手短絡線にて


583系~川崎界隈光臨!

2014-09-06 18:00:00 | 鉄道写真(EC)

平日、非常に微妙な時間帯にやってきた583系使用の団臨。もちろん仕事の合間の時間という微妙さもあるが、夕日が残っていれば、オレンジに染まる時間帯だからだ。

例によって天気予報は良い方に外れ、異常な暑さで夕刻を迎えた。しかし相変わらずの不安定な空模様。最後の最後まで西の空を気にしつつ、いつもの定点へ。583系は、撮影が難しいと感じる。屋根が高く、その重厚さも出したいが、正面のHMの寸法が小さいので、やはり顔を大きく撮りたくなってしまうのだ。そんな事を考えながら、いつもより長めにレンズを構えて通過を待った。定刻ゆっくりとやってきた583系、今流行りのシール式のHMが付いていた。しかしデザインはともかく、「あおもり」のフォントが随分小さく見栄えが悪い。いかにも事務的に製作して貼り付けた感が・・

HM掲出で普通とは違う差別化が図られているとも言えるが、583系に乗車することも旅行の目的の一つだと思われるような団体列車名だから、583系電車そのものも立派な商品。最近では、特定車輛に乗車することが目的の団体列車が目立つようになった。

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2014(H26)-09-05   回9526M     583系で行く青森の旅                     新鶴見

 


東海道ブルトレ「あさかぜ」

2014-09-03 18:00:00 | 10年前の足あと

10年ひと昔と言われているが、現代社会では、その間の世の中の動きが早いので、ふた昔、み昔に感じている。鉄道の世界もそうだ。この写真を撮りに行った頃、10年先、東海道を走るブルトレは無くなり、北へ向かう列車も定期では「北斗星」だけになるなんて思ってもみなかった。少なくともしばらくは、ずっと続くと安易に考えていたところがあった。この10年で、自分自身も含めて色々な変化が起きたが、まさか、フィルムカメラを使わず、デジタルカメラで撮影しているなんて考えようもなかった。

同じように、後また10年先のことなど想像もできないが、まだ鉄道にカメラを向けてるのかな・・

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2004(16)-09-12   5レ EF6642 あさかぜ         JR西日本/山陽本線:大竹-玖波