2011年4月15日公開 アメリカ 85分
NYの新聞社でしがない郵便係として働くガリバー(ジャック・ブラック)は、失敗を恐れるあまり初めから挑戦を諦めてしまうちっぽけな男だった。ある日、ひょんなことから5年間片思いしている旅行記者のダーシー(アマンダ・ピート)にバミューダ・トライアングルの取材旅行を頼まれて勇んで船を繰り出すが、沖で嵐に遭い、気がつくと小人の国リリパットに流れ着いていた。一度は囚人として捉えられた彼だが、その図体のでかさを生かし国王の危機を救い、持ち前のハッタリと現代文明の知識もあいまってヒーロー扱いされる。しかし根は小心者の彼は、予想外の強敵にビビって醜態をさらし、嘘もばれて人々の信頼を失ってしまう・・・。
ジョナサン・スウィフトの小説「ガリバー旅行記」を現代風にアレンジしています。
赤いTシャツにカーゴパンツ、コンバースを履いたガリバーに対し、リリパット王国の小人たちは中世風の衣装や暮らし方です。類型的ともいえる中世の王国設定は、ディズニー映画に見られる大仰な仕草やセリフをわざと誇張して取り込んでいるように見えました。
ガリバーのはったりの中には『タイタニック』『スター・ウォーズ』『アバター』などの映画の場面や、KISSの音楽が登場し、いかにもJBらしいちょっと下品なネタの数々とともに笑える場面が満載でした。
さすがに国王の危機をアレで救うというのはやりすぎな気もしましたが、子供の観客にはとても受けてましたので、特に男の子にはとっても楽しい映画だと思います。
何事も後ろ向きだったガリバーがリリパットで王国の人々から頼りにされ尊敬されることで変わっていく姿は「諦めずに努力すれば道は拓ける」ことをわかりやすく伝えてくれています。
またホレイショ(ジェースン・シーゲル)という親友が出来て、彼が恋するメアリー王女(エミリー・ブラント)との仲を取り持とうとあれこれ助言するのですが、いざ自分のことになると逆にホレイショから叱咤激励される姿は大人も共感する部分があると思います。
ガリバーに人気と地位を奪われ面白くないエドワード将軍(クリス・オダウド)が敵国に寝返り、ガリバーの乗ってきた船にあった本からロボットを作って勝負を挑む筋書きは決闘という中世のお約束にのっとってはいますがとっても現代風。映像も『トランスフォーマー』ばりで、これも男の子受けしそう。
ガリバーが巨人の少女に捕えられてドレスを着せられお人形生活をする様子は笑えます。『トップガン』まで出てくるし(^^; ドレスにピンクのリボン姿のガリバーが、キモカワいいの♪
ダーシーまで登場し最後は丸くおさまりハッピーエンドなのも嬉しい。やっぱり子供向けはこうじゃなくっちゃね。
NYの新聞社でしがない郵便係として働くガリバー(ジャック・ブラック)は、失敗を恐れるあまり初めから挑戦を諦めてしまうちっぽけな男だった。ある日、ひょんなことから5年間片思いしている旅行記者のダーシー(アマンダ・ピート)にバミューダ・トライアングルの取材旅行を頼まれて勇んで船を繰り出すが、沖で嵐に遭い、気がつくと小人の国リリパットに流れ着いていた。一度は囚人として捉えられた彼だが、その図体のでかさを生かし国王の危機を救い、持ち前のハッタリと現代文明の知識もあいまってヒーロー扱いされる。しかし根は小心者の彼は、予想外の強敵にビビって醜態をさらし、嘘もばれて人々の信頼を失ってしまう・・・。
ジョナサン・スウィフトの小説「ガリバー旅行記」を現代風にアレンジしています。
赤いTシャツにカーゴパンツ、コンバースを履いたガリバーに対し、リリパット王国の小人たちは中世風の衣装や暮らし方です。類型的ともいえる中世の王国設定は、ディズニー映画に見られる大仰な仕草やセリフをわざと誇張して取り込んでいるように見えました。
ガリバーのはったりの中には『タイタニック』『スター・ウォーズ』『アバター』などの映画の場面や、KISSの音楽が登場し、いかにもJBらしいちょっと下品なネタの数々とともに笑える場面が満載でした。
さすがに国王の危機をアレで救うというのはやりすぎな気もしましたが、子供の観客にはとても受けてましたので、特に男の子にはとっても楽しい映画だと思います。
何事も後ろ向きだったガリバーがリリパットで王国の人々から頼りにされ尊敬されることで変わっていく姿は「諦めずに努力すれば道は拓ける」ことをわかりやすく伝えてくれています。
またホレイショ(ジェースン・シーゲル)という親友が出来て、彼が恋するメアリー王女(エミリー・ブラント)との仲を取り持とうとあれこれ助言するのですが、いざ自分のことになると逆にホレイショから叱咤激励される姿は大人も共感する部分があると思います。
ガリバーに人気と地位を奪われ面白くないエドワード将軍(クリス・オダウド)が敵国に寝返り、ガリバーの乗ってきた船にあった本からロボットを作って勝負を挑む筋書きは決闘という中世のお約束にのっとってはいますがとっても現代風。映像も『トランスフォーマー』ばりで、これも男の子受けしそう。
ガリバーが巨人の少女に捕えられてドレスを着せられお人形生活をする様子は笑えます。『トップガン』まで出てくるし(^^; ドレスにピンクのリボン姿のガリバーが、キモカワいいの♪
ダーシーまで登場し最後は丸くおさまりハッピーエンドなのも嬉しい。やっぱり子供向けはこうじゃなくっちゃね。