杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ガフールの勇者たち10 「ガフール伝説」と炎の王子

2011年04月26日 | 
キャスリン・ラスキー著  食野 雅子訳  メディアファクトリー出版

トワイライト、ジルフィー、ディガー、オツリッサとともに、コーリンとソーレンは“いにしえの書”第2巻を読みすすめていく。北の王国で反乱を起こしたアリン公は、黒フクロウの手下とともに王子フールをさがしていた。フールは仲間たちとともに、最果ての地で戦いにのぞむ。読みおえたコーリンは、フールのように立派な王になるべく、新たな戦いへの決意をかためるのだった。(「BOOK」データベースより)

伝説の王フールの物語の第二章です。
作者不明の形をとっていますが、最後の「記憶の炉から生まれた」という記述からソーレンたちはセオが書いたと推察しています。

卵から孵ったフールを教え導くのがグランクとセオなら、新しく加わったフィリアスはフールの親友になります。彼らは最果ての地でフェンゴの導きをフールに受けさせます。

シブ王妃とスベンカの友情は続き、放浪ふくろうのスノーローズとの出会いや、フールを狙う黒ふくろうのイグリクたちとの戦いも激しさを増します。

フェンゴに負けたマクヒースがアリン公側に付き情報を流したことでフールの居場所が知られ決戦になるのですが、フールが「燃える石」を見つけ出して王として認められるのでした。

マクヒースは自分が長年虐げてきたメス狼のホドワードに復讐されます。
また、シブはこの決戦で倒れ還らぬ身となるのでした。
まさに母は強し!な王妃の生き様でした。

フールたちが最果ての地へ行く途中で寄った島で彼が流した一滴の涙からガフールの神木が生まれたというのもいかにも伝説らしいエピソード・・かな(笑)

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