杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ダイナソー・プロジェクト

2013年11月02日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2013年3月16日公開 イギリス 83分

世界的な動物学者で冒険家でもあるジョナサン・マーチャント(リチャード・ディレーン)率いる探検隊を乗せたヘリコプターが、アフリカ・コンゴのジャングル奥地に生息する未確認生物“ムケーレ・ムべンべ”の調査に向かう途中、謎の飛行生物と衝突して墜落し、操縦士のエティエンヌが死亡する。ヘリに密かに乗り込んでいた15歳の息子ルーク(マット・ケイン)と、探検の撮影クルーを含めた一行は、救助を求めてジャングルの村を訪れるが、見たこともない生物に突然襲撃され、メンバーの一人リズ(ナターシャ・ローリング )が命を落とす。ボートで川に逃れた一行は通信手段を失い助けを求めることも出来ず、川を下る途中にも現代には存在しない筈の生物に遭遇、襲撃される。ジャングルからの脱出を第一に考えるジョナサンだったが“クリプト”と名付けた子ども恐竜に懐かれたルークは調査の続行を主張しジョナサンのパートナー役のチャーリー(ピーター・ブルック)もルークを支持するのだが・・・。


6500万年前に絶滅したとされる恐竜がジャングルの奥地で独自の進化を遂げ、開発と言う名の環境破壊により住処を奪われた彼らが人間を襲うようになったというお話です
また、父と反抗期の息子が時には対立しながらも探検の中で互いを認め合い信頼関係を築いていく物語でもあります。なので、デイヴやピートなどクルーは次々死んでいくけど彼らは最後まで無事なのもお約束ね

襲ってくるのは恐竜だけじゃなくて、いつもジョナサンに美味しいところを持って行かれて面白くないチャーリーも、この冒険で未確認生物の第一発見者の手柄を独り占めしようと目論みます。
冒険の前のインタビューで「僕はアシストに徹する」ようなコメントをしていたから、逆にこいつ何かするなとわかっちゃうんだな

ルークに懐く子どもの恐竜クリプトが可愛いです豹変したチャーリーからルークを守ってくれたのもクリプトでした。肉食恐竜の一種と思われるので、現実だったら懐く前に人の方が食べられちゃう気がしますが、そういう意味ではファンタジーですね

ラストではルークが映像の入ったリュックを崖下に投げたものが発見され救助の手が届くことを期待させる父子の声も挿入されていました。ジョナサンはチャーリーの投げ落とした岩を避けて崖に転落した筈なんだけど、では助かっていたのかでも途中で別れた案内役のアマラ(アベナ・アイヴォール)については触れてなかったなぁ

全編、手持ちのビデオ撮影スタイルなので、ぶれや揺れで観ずらいのが欠点。リアリティは出せるかもですが、娯楽として楽しむには少々辛いスタイルだね。スクリーンで観たら気持ち悪くなったかも

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