2013年11月15日 金曜ロードショー
オランダ・アムステルダム。宝物を乗せた巨大飛行船で「シャハルタ共和国開国記念レセプションパーティー」が開催される中、小型飛行船に乗った空賊たちが現れる。会場に潜り込んでいたルパン(栗田貫一)は、女性空賊・ユティカ(石川由依)からお宝の入ったバッグを奪うが、中には何と赤ん坊が。ルパン1世の記録では、クーデターにより共和国となったシャハルタには、王国時代の宝物が隠されているはず。真のお宝を手に入れるため、正体不明の赤ん坊ラーム(金田朋子)を連れて世界各地の博物館をこれ見よがしに襲い始めたルパンは、イタリアで共和国大臣・シオン(神谷浩史)と、コーシャル(楠大典)からラーム救出を依頼された銭形警部(山寺宏一)に追われる隙にユティカにラームを奪われてしまう。
ユティカを追って空賊のアジトに潜り込んだルパンと次元(小林清志)は空賊の頭領ジーヴァ(菅生隆之)と意気投合するが、仲間の裏切りでコーシャルの部隊に襲われユティカとラームを託される。ラームの正体とは?ルパンとコーシャルが狙う“シャハルタの宝物庫”に眠る宝とは?
五ェ門(浪川大輔)や不二子(沢城みゆき)、銭形も巻き込んだ戦いの幕が開く。
シャハルタはヨーロッパの山間にあり、険しい山中で暮らすために飛行船や気球など空を飛ぶ技術が発達した国という設定です。この国唯一の資源ヘリウムの利権に目を付けた多国籍企業「ワールド・リソース・サービス」の重役であるコーシャルの企みでクーデターが起き、王は殺され残った王族の一人シオンを大臣の地位につけ傀儡として共和国が誕生したという伏線があります。
このシオンが無気力無表情で「ハウル」を連想させる美形。彼の目的は「お宝」が登場してから判明しますが、彼の無念さ悔しさはわかるけど共感は出来ないなぁという理由です。当然やってきたことの報いは受けるという結果です。
「ハウル」もそうですが、空中に浮かぶお宝は「ラピュタ」を、王族を守って活躍するのは「カリオストロの城」をなぞっているようで、新鮮さが足りないのが残念かも。
コーシャルの暗殺団の首領?が「お前のカルマは何色・・」とかほざいてルパンを窮地に陥れるのも笑止。要は催眠術なんだもの
何より、予告で煽っていた「謎の赤ん坊」の正体もイマイチで、その出自は問題じゃなく「無垢なるもの」として悪者を倒すのに一役買っただけのような気がしました。何より危険な戦いの場に赤ん坊を連れていくってのが許せんぞ
しかも絵柄が微妙に可愛くないんだもん。
「お宝」の正体が高度な飛行技術というのも、俗物的な金銀財宝もその場に存在しているので、説得力に欠けてしまう気がしました。いっそそういう財宝が無かった方がわかりやすいんじゃないかしら?
赤ん坊と絡むルパンは何だかおじさんくさいのが一番の減点ポイントだったかも。
もっと颯爽として色気のあるルパンが観たいなぁ
オランダ・アムステルダム。宝物を乗せた巨大飛行船で「シャハルタ共和国開国記念レセプションパーティー」が開催される中、小型飛行船に乗った空賊たちが現れる。会場に潜り込んでいたルパン(栗田貫一)は、女性空賊・ユティカ(石川由依)からお宝の入ったバッグを奪うが、中には何と赤ん坊が。ルパン1世の記録では、クーデターにより共和国となったシャハルタには、王国時代の宝物が隠されているはず。真のお宝を手に入れるため、正体不明の赤ん坊ラーム(金田朋子)を連れて世界各地の博物館をこれ見よがしに襲い始めたルパンは、イタリアで共和国大臣・シオン(神谷浩史)と、コーシャル(楠大典)からラーム救出を依頼された銭形警部(山寺宏一)に追われる隙にユティカにラームを奪われてしまう。
ユティカを追って空賊のアジトに潜り込んだルパンと次元(小林清志)は空賊の頭領ジーヴァ(菅生隆之)と意気投合するが、仲間の裏切りでコーシャルの部隊に襲われユティカとラームを託される。ラームの正体とは?ルパンとコーシャルが狙う“シャハルタの宝物庫”に眠る宝とは?
五ェ門(浪川大輔)や不二子(沢城みゆき)、銭形も巻き込んだ戦いの幕が開く。
シャハルタはヨーロッパの山間にあり、険しい山中で暮らすために飛行船や気球など空を飛ぶ技術が発達した国という設定です。この国唯一の資源ヘリウムの利権に目を付けた多国籍企業「ワールド・リソース・サービス」の重役であるコーシャルの企みでクーデターが起き、王は殺され残った王族の一人シオンを大臣の地位につけ傀儡として共和国が誕生したという伏線があります。
このシオンが無気力無表情で「ハウル」を連想させる美形。彼の目的は「お宝」が登場してから判明しますが、彼の無念さ悔しさはわかるけど共感は出来ないなぁという理由です。当然やってきたことの報いは受けるという結果です。
「ハウル」もそうですが、空中に浮かぶお宝は「ラピュタ」を、王族を守って活躍するのは「カリオストロの城」をなぞっているようで、新鮮さが足りないのが残念かも。
コーシャルの暗殺団の首領?が「お前のカルマは何色・・」とかほざいてルパンを窮地に陥れるのも笑止。要は催眠術なんだもの

何より、予告で煽っていた「謎の赤ん坊」の正体もイマイチで、その出自は問題じゃなく「無垢なるもの」として悪者を倒すのに一役買っただけのような気がしました。何より危険な戦いの場に赤ん坊を連れていくってのが許せんぞ

「お宝」の正体が高度な飛行技術というのも、俗物的な金銀財宝もその場に存在しているので、説得力に欠けてしまう気がしました。いっそそういう財宝が無かった方がわかりやすいんじゃないかしら?

赤ん坊と絡むルパンは何だかおじさんくさいのが一番の減点ポイントだったかも。
もっと颯爽として色気のあるルパンが観たいなぁ
