杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

清須会議

2013年11月11日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2013年11月9日公開 138分

天正10年(1582年)。本能寺の変で、一代の英雄・織田信長(篠井英介)が明智光秀(浅野和之)に討たれた。跡を継ぐのは誰か……。後見に名乗りをあげたのは、筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉・羽柴秀吉(大泉洋)であった。勝家は、武勇に秀で聡明で勇敢な信長の三男・信孝(坂東巳之助)を、秀吉は、信長の次男で大うつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。勝家、秀吉がともに思いを寄せる信長の妹・お市様(鈴木京香)は、最愛の息子を死なせた秀吉への恨みから勝家に肩入れ。一方、秀吉は、軍師・黒田官兵衛(寺島進)の策で、信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方に付け、秀吉の妻・寧(中谷美紀)の内助の功もあり、家臣たちの心を掴んでいくのだった。そんな中、織田家の跡継ぎ問題と領地配分を議題に“清須会議”が開かれる。会議に出席したのは、勝家、秀吉に加え、勝家の盟友で参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、立場を曖昧にして強い方に付こうと画策する池田恒興(佐藤浩市)の4人。様々な駆け引きの中で繰り広げられる一進一退の頭脳戦。騙し騙され、取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合っていく……。(Movie Walkerより)


今年のお正月に原作本を読んでから心待ちにしてた映画です。
配役も絶妙で、まさに本で読んだ登場人物たちがスクリーンで生き生きと動いている、という感覚でした。ただねぇ・・・原作・脚本・監督とも三谷氏なわけですから、本以上でも以下でもなかったんだよね

時代劇らしい作り込み方ではあるけれど、お市の方や松姫はお歯黒してるし麿眉だしで、なんか美人に見えないというか・・お市様の年齢相応の肌の衰えまでリアルにする必要あったんかいかと思えば、セリフ自体は現代語・・いや、タメ口に若者言葉まで出てくるんだもんな

お楽しみ特典としては、先週地上波で「素敵な金縛り」を見た人には記憶に新しい更科六兵衛がちょこっとだけ登場します。
ただ、天海祐希さんをあの役で出す必要性については???でしたが

とはいえ、物語としての完成度は高いし、面白かったのは事実
歴史の陰に女あり!だし、色んな人の思惑を軽く飛びこして天下人の野望に突き進む秀吉の器の大きさを感じました。

器繋がりで、うつけを演じた妻夫木君も大した役者や~~

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