杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

さだまさしコンサートツアー2013 天晴-あっぱれー

2013年11月04日 | ライブ・コンサート他
国際フォーラムA 第4016回目

開演17:07 

・パンプキン・パイとシナモン・ティー
・Birthday

・道化師のソネット
・主人公

・さよならさくら
・長崎小夜曲’90
・向かい風

・あと1マイル
・ジャカランダの丘
・October

・片恋
・たいせつなひと
・セロ弾きのゴーシュ

・ソフィアの鐘
・遥かなるクリスマス

Ac 風に立つライオン

終了 20:09

前回ツアーとはバックの構成が変わりました。
大好きな宅間さんも、巨匠石川さんもいないのね
なので倉田さんと青弦さん(今回はさださんから壊れたジョニー・デップと表現されてましたが、それってジョニーファンに怒られるぞ)ばかり見てしまったキムチさん平石さんとコーラスの3人は継続メンバー、新たに加わったのはバイオリンとギターの人です。

構成はアルバム「天晴」からが殆どですので昔からのファンには美味しかったけれど、初心者には知らない曲が多かったとの感想も終演後聞こえてきました

トークは、楽天優勝マー君話、長崎での「生さだ」後のマネージャー石井氏のホテル全裸事件、伊勢神宮式年遷宮ご奉仕参加体験のこと、サダノミクス(経済効果優先への危惧)、週刊朝日で始まる新連載小説のこと、新作映画「サクラサク」宣伝などなどでした。まだツアー中なので詳しい話は割愛しますが、相変わらずの達者なトークに笑いつつ、平和の大切さとそれを守るためにどうすればいいのかを考えさせられもしました。

今回の構成では、アルバム「あの頃について」から「あと1マイル」が歌われてますが、この曲はいつ聴いても胸が苦しくなります。
戦場に散った一兵士である青年への母親や恋人の沢山の想いがまざまざと浮かび、こんな思いに泣く人がいなくなる世の中であって欲しいと強く思うからです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つくもがみ、遊ぼうよ

2013年11月04日 | 
畠中 恵(著) 角川書店(刊)
2024.11.1再読

深川の古道具屋「出雲屋」には、百年以上の時を経て妖となったつくもがみたちがたくさん! 清次とお紅の息子・十夜は、様々な怪事件に関わりつつ、幼なじみやつくもがみに囲まれて、健やかに成長していく。


つくもがみたちの名前に何だか聞き覚えがあるなぁと思ってたら「つくもがみ、貸します」の続編でした。2008年に読んだきり忘れてました

前作で妖たちと関わった清次とお紅の子供とその幼馴染とつくもがみたちとのお話ということで、世代交代されても、人と妖との関係はちっともかわらないのが何とも微笑ましいです
人の子は幼くても感情や知恵は大人が思うよりずっとしっかりしているのに比べ、齢100年を超えても妖たちはどこか幼いというか、自分(たち)の立場でしか物事を捉えられないのよね。

・つくもがみ、遊ぼうよ
双六の付喪神である双ろくが子供たちに勝負を挑むのですが、逆に双六の世界に子供たちともども閉じ込められてしまい・・・

出雲屋にいる付喪神たちと3人の子供たちの初顔合わせの巻といったところ。もう他にやられたくなかった双ろくが企んだ事件は、伊勢屋のお家騒動をも解決し、子供たちと付喪神たちの仲を近づけました。

・つくもがみ、探します
雛道具の付喪神たちが大挙押し掛けた謎を解くうちに、裕福な札差の大久屋を騙していた押しこみ強盗の捕り物に巻き込まれる子供たちと付喪神の騒動が描かれます。

子供たちの危機を救おうと付喪神たちが活躍します。
事件解決のあと子供たちと一緒に清次にお小言をくらう姿を想像すると何とも微笑ましいです。

・つくもがみ、叶えます
願い事を叶えてくれる巷で噂のお稲荷様。実はその裏に無邪気な付喪神たちの存在が・・。

前回登場した大久屋と仲良くなった子供たちが、最近姿をみせない大久屋(というか彼のくれるおやつ)を心配したことから始まる物語は、大久屋の想い人の忘れ形見(おそらくは彼の子供)の行方捜しが、子供たちと続いている双六勝負に負けたくない付喪神たちの単純な動機と結びついて、最後に捕り物に貢献するのが何とも愉快。

・つくもがみ、家出します
子供たちとの勝負に負けて悔しい付喪神たちが家出を図るのですが・・

いつもおやつを沢山持ってきてくれる大久屋のところに家出するつもりで手代の行李に忍び込んだ付喪神たちですが、大久屋の親類の家に運ばれ、そこで悪事を聞いてしまいます。子供たちの危機に奮闘する付喪神たちはもうすっかり十夜たちと友達、仲間なのね

・つくもがみ、がんばるぞ
大久屋の行方不明の娘が現れますが、十夜が清次たちの本当の子供ではないことを口走ってしまい・・。

大久屋の身代を狙う親類の企みがまたしても。お兼という娘は大久屋の実の娘でないだけでなく、彼女の命までも狙われていると気付いた十夜たちが何とか助けようと付喪神たちを巻き込んで奔走します。付喪神たちは十夜に意地悪をしたお兼の救出には無関心ですが、双六勝負の最後のお題としては喜んで食い付いてくるのこういう感覚こそが人との違いなのよね。

「序」と「終」では捨て児に関するエピソードが描かれています。
「序」の方はどうやら十夜のことですね。
彼の本当の親については大久屋では?という謎を持たせたまま、結局わからないままです。
「終」では新しい付喪神の仲間が増えました。
さてさて、シリーズまだまだ続きそうですね

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする