杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ミラベルと魔法だらけの家

2021年11月29日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)

2021年11月26日公開 アメリカ 

魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。
家族全員が家から与えられた“魔法のギフト(才能)”を持つ中で、少女ミラベル(吹替:斎藤瑠希)だけ何の魔法も使えなかった。
ある日、彼女は家に大きな”亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。 残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか?そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…?(公式HPより)

 

南米コロンビアが舞台の、魔法にあふれた家に暮らす少女ミラベルの活躍を描いたミュージカルファンタジです。

マドリガル家の子どもたちは、ある年齢になると「魔法の才能」を家から与えられます、母フリエッタは癒しの魔法、おじのブルーノは予言の魔法、長姉イサベラは花の魔法、次姉ルイーサはパワーの魔法、おばのぺパは天気の魔法、いとこのカミロは変身の魔法、ドロレスは聴力の魔法です。ちなみに父のアグスティンやペパの夫のフェリックスは普通の人です。 ところがミラベルだけは何の力も与えられませんでした。それでも家族の一員として幸せに過ごしてきたのですが、従弟のアントニオが動物の魔法を与えられた夜、魔法の家の異変に気付きます。

祖母のアルマ(中尾エミ)に訴えますが取り合ってもらえず、一人で家族を救うために立ち上がることを決意したミラベルは、行方不明になったブルーノの部屋(立ち入り禁止になっている)に入り、預言の欠片を見つけて持ち帰ります。そこには崩壊する家と自分が映っていました。ブルーノを見つけて予言の意味を尋ねますが、彼にもわかりません。そうこうするうち、家族の中にも亀裂が・・。

昔アルマが夫と生まれたばかりの三つ子と暮らしていた街が襲われ、逃げる途中で夫が殺され悲嘆にくれる彼女の前に一本の蝋燭が現れ、安全な土地と魔法の家を授けたのがマドリガル家の始まりでした。アルマはいつしかその魔法で町と家族を守ることだけに執着するようになっていて、家族がその力故に悩んでいることに気付かないでいました。

ブルーノは自分の予言の重さに悩み苦しんで姿を消していたのです。イサベラやルイーサも周囲からの期待に応えようと無理をしていました。

特にイサベラは特に好きでもないマリアーノと婚約までしてます (彼を好きなのはドロレスで、結末では結ばれるという

アルマとミラベルの衝突がきっかけで魔法の家は倒壊してしまいます。けれど、それがきっかけで家族の心は再び一つになるのです。

何かと嫌味をいったりつっかかってくるイサベラとミラベルは、これまでソリが合わなかったのですが、家の一大事に力を合わせます。

これまでマドリガル家の魔法に助けられてきた町の人々も協力し、新しい家が出来上がります。そのドアノブをミラベルが付けると…あら不思議!魔法の家が再び蘇ったのでした こんな魔法の家、欲しいね~~

力を持つが故の悩みと持たない悩み。どちらも当人には深刻ですが、両方あって物事は旨く行くのよねというお話 みんな違ってみんな良い


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