杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ウェイクアップ!ルースター

2023年02月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2014年製作 カナダ 80分

早起きは“希望"の始まり―
ここはとある田舎の小さな村セント・ヴィクター。この村の住民は誰もがオンドリの鳴き声で目覚めて一日を始める。
毎朝1日も休まず朝の4時に大声を出すオンドリのおかげで村人は規則正しい生活を送れ、村には秩序が保たれているのだが、同時にたまには朝寝坊したい住民にとってはこのオンドリが悩みの種でもあるのだ。
ある日の村の会議で、オンドリを何とかしようという議論になるが、そこに現れた隣村の村長が、「そのオンドリをうちの村の幸運のロバと交換しよう」と持ちかける。大賛成の村人は、喜んで隣村にオンドリを渡すが、さっそく次の日からみんなは朝寝坊のし放題に仕事をさぼって遊び放題、その結果、村はどんどん荒れていき…(あらすじ紹介より)


これは子供向けの教育アニメの分類でしょうか?
村長さんが飼っている生真面目なオンドリが毎朝4時に鳴くその声は村中に響き渡って村人を起こします。強制的に早起きさせられる村人たちは仕事ははかどっても、慢性の寝不足に悩まされていました。
何とかならないかと会議が開かれますが、そこに隣村の村長が現れ、オンドリと「幸運のロバ」の交換を持ち掛けます。喜んで応じた村人たちでしたが、朝寝坊のし放題で仕事は二の次のだらけた生活が続いて村はすっかり寂れてしまいました。

小麦は刈り取られず、製粉されず、パン屋に小麦粉の配達もされず、パンは焼けずと言った具合です。挙句、隣村からやってくるパンの移動販売に客を取られてしまいます。他にも八百屋や大工仕事まで・・・。ようやく困った事態に気付いたパン屋と大工と粉屋の三人が、隣村に出かけてオンドリを取りかえそうとしますが、隣村の村長に見つかって失敗します。代替案を渡されて村に戻ってきた3人は、自分の村の村長が家を売って去ろうとしていることを知ります。急いで追いかけて駅で村長を引き留めた彼らは、彼にオンドリの「息子」を渡します。オンドリは隣村で大切にされ多くのメンドリと暮らしていて子どもも大勢生まれていたのです。

失ったものは帰って来ませんでしたが、未来への希望を渡されたのです。
そして一年後。この村は再び活気を取り戻していましたとさ。

早起きは三文の得とはいえ、毎朝4時起きはキツイでしょ。
村人たちの不満に気付かなかった村長にも責任あるけど、村人に責められ不眠症になるオンドリが何とも人間臭かったな。隣村では、早起きして仕事したら昼寝して夜も楽しく過ごしていましたが、そういう発想の転換が大切ですよね。

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