杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

明日の私に着がえたら

2011年04月01日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2008年製作 アメリカ 劇場未公開 115分

ニューヨークで家族と共に裕福な暮らしを送る服飾デザイナーのメアリー(メグ・ライアン)は、親友のシルヴィア(アネット・ベニング)、イーディ(デブラ・メッシング)、アレックス(ジェイダ・ピンケット=スミス)とセレブな日々を満喫していた。ところがある日、夫がデパートの香水売り場で働くクリスタル(エヴァ・メンデス)というセクシー美女と浮気していることを知り、彼女の幸せな結婚生活は一変する。
さらに、親友のシルヴィアとの友情や、娘と関係も試されることになるメアリーだったが・・。

1939年製作の「The Women」のリメイクだそう。
でもSATCと似た筋書き(もちろんこちらの元作の方が先なのでしょうけれど)なので、どうしても比べてしまうし、そうなるとSATCの方が洗練されていて楽しい分、二番煎じ的に映ってしまいます。日本未公開も仕方ないかなぁと思いました。

そもそも、甘ったれた有閑マダムなメアリーに同情する余地がないのよね。かといって不倫相手もお金目当てな悪女として描かれているし(この設定も使い古されたパターン)、親友も自分の地位を守るためにメアリーを裏切るしで、勝手にしたら~という醒めた目でみてしまいます。ただ、後半はお決まりの女の友情物語が炸裂し、メアリーも自立する女性として成長するので、そこそこは楽しめたかな。メグのストパーなヘアスタイルは良かったわ。

メアリーの夫は見事なくらい登場しませんが、娘は素直で可愛いし、家政婦たちが存外良い味を出していました。


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