田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

過ぎた日々を追いかけず…

2018年04月14日 | 日記
田中悟
バタバタっと春になった。
そんな感覚です。

ふと気付けば4月も半ばですね。
3月末にワンマンをして、すぐに芝居の稽古が始まってライブもあって、
気付けば日々が過ぎていた…。

今だから言えるのですが、
この前のワンマンに向けて実はなかなか調子が掴めなかったんです。
調子が掴めないというか、
着地点をうまく見出すことが出来なかったという感じですね。
去年の9月にもワンマンをして、
その時の感覚がしっかりと自分の中に残っていたものだから、
僕は今回もその感覚を再現しようとしていたのです。

ところが、再現出来ない。

今思えば「そりゃそうだろ」と思うのですが、
その時はなかなか気付けないんですね。
何に気付けなかったのかというと、自分の変化に。

ちょっと大袈裟な言い方になるかも知れませんが、
去年の9月の僕と、今年の3月の僕とでは完全に別人になっていたのです。
自分でそう思ってしまうほどの変化があったのですが、
自分では自分のことになかなか気付けないものです。
何がどう変化していたのかというと、
ずばり…老けたのです。

いやいや、
ライブなどの経験値が増えたことで実力や存在感が変わったのだよ、とも言いたいのですが、
そのへんはそんな簡単に変化しないような気がします。
多少の成長だってしているかも知れませんが、その辺は自然に任せて自分は気にせずに。
それより何より今回とにかく顕著に自覚したのは己の老け具合でした。
もう少し砕けた言い方をするなら、
「ちゃんと、おっさんになってた!!」
という感じです。
「ちゃんと」ってところがとても重要なのです。

気付いたのは3/31のワンマン当日、
お昼に近所のスタジオで最後のリハーサルをしている時でした。
ふとGettiegBetterでライブをしている数時間後の自分の姿が目に浮かんだんです。
「あ、去年の9月よりおっさんになってる」
それが答えでした。


でも、でもでも、

でも実は悲しいかな「おっさん」としてはまだまだ成熟が足りません。
まだまだこれからなのです。
焦らず、背伸びせず、歌う時は自然体でいたいものです。



でも、でもでも、

役者をしている時は実年齢よりも大体10以上若い人物を演じることが多いので、
今年も若作りです。

役作りは若作り、なのです。

コメント
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