田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

少年記

2023年12月13日 | 日記
「もしかしたらこの悩みは生来のものかも知れない。だとすればカルマだ」
というところまで前回のブログで辿り着いた。

それが正解かどうかは分らないが正解かどうかはあまり重要ではなくてカルマなんだと思うことが今の自分にとって重要なのだ。環境や境遇や生い立ちに原因がないとすればもう悩んでもしょうがないってことになる。だからこそのカルマだ。

しかしカルマって孤独でやるせない。されど孤独に苦しむからこそのカルマだ。それは例え幼児であっても少年であっても同じこと。これは親にも周りの大人達にも理解出来ない領域だ。

幼年期のことはもういいとして少年期。

11/27 逃走迷路」でよく見る夢の話を書いた。芝居、音楽、仕事の夢にうなされる毎日だがもうひとつよく見る夢のパターンがある。それは少年野球の夢。しかし夢の中の自分は少年ではなくてなぜかいつも決まっておっさんになった今の自分だ。日曜日の朝、野球の試合に行かなければならないがユニフォームがない。必死になって探していると箪笥やスポーツバックの中からユニフォームが出てくる。しかしそれは正規の物とは違うデザインのユニフォームだったりする。先日もそんな夢を見たが何とも格好良いメジャーリーグ風のユニフォームが出てきてテンションが上がった。「めっちゃ格好良い!これ着て行こ!」と思うのだがちょっと待てよ一人だけ違うユニフォームを着て行ったら試合に出られないんじゃないだろうか?というルールに沿った現実的なことを考える。そして何より自分だけ皆と違うユニフォームは嫌だという子供っぽい感傷が芽生えたところで夢から覚める。夢から覚めると憂鬱な朝を迎えるおっさんの体の中に魂が宿っていることに気付いてげんなりする。いつまでもピーターパンではいられないのだ。さながら映画『フック』に出てきたピーター・バニングのようだ。(田中悟YouTube 雑談 90年代 映画「フック」を観た時の話 参照)






少年時代も色々あったけど全部幼年期からの問題の延長上にあったことなので、これももういいかと思う。
問題は野球を終えてからの十四、十五歳の頃の問題、課題、葛藤、悩みだ。それがそのまま持続され今の自分が抱えている問題となっている。『フィールド・オブ・ドリームス』に辿り着くのはまだまだ先のようである。








【LIVEスケジュール】
総持寺チェンノガット
【日時】12/17(日)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
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