はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

大奥(屁)物語

2008-07-11 | 医療と健康関連

2008年7月11日(金曜日)

午後のお散歩から、戻ってきたら4回の廊下にはベッドが
ズラーっと並んでいるではありませんか!
上から下までグリーンづくめのみなさんが、
電動ポリッシャーや工事現場用扇風機を持ち込んでの
床のワックスがけの真っ最中…
自力で動けない患者さんは
ベッドのまま、点滴のチューブごと廊下あぁぁ!!

『大奥』とひそかに呼ばれている435号室は、すでに終了しておりました…

いつのころからで、ございましょうか…
ここが『大奥』などと、
あたかも女の園であるかのように、言われだしましたのは…

(奈良岡朋子さん風でお読みくださいませ)

ナースステーションに続きますお廊下には、時折、
ご自分のお部屋をお探しになる方が、歩き回られております。
この部屋に入ろうとなさることも度々ございます。

そのような折には、看護助手の職に就いております方が、
大きなお声で申すのでございます。

「ここからは、大奥!!立ち入り禁止!!」と…

フゥ…
奈良岡朋子に疲れちゃった…

慣れない言葉遣いにぐったりだぁぁ!!

品格つまり品の格付けで言うところの、
『上』にはとんと縁がない…

でもね、昔々
源氏物語(円地文子)の朗読したとき、言われたの!!
テレビの『大奥』のナレーションみたいって…

手術後、上ずった声しか出なくなっちゃって、
いつもハイテンションみたいで、相手の方は疲れるよね…

ここ、大奥ではすでにみなさま、おやすらかな寝息を立てておいでのご様子…

時折、かすかな香りとともに、お部屋の静寂を破るかのように、
寝笛が流れることもございます。

わたくし?

いえいえ…

わたくしの頭の屁は、すでに枯山水…
本当に寂しくなったものでございます…

いつまでも
 あると思ふな
  頭の屁

それでは
 また明日…
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