はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

今日のお勉強は、プロジェクトファイナンスについて

2009-06-05 | 風力発電

2009年6月5日(金曜日)
今日は、CEF社が全国で展開している子会社を
設立して事業を行う形態についての
お勉強です。

前から、不思議だったのが、高々1000万円の資本金の
子会社がなんで、何十億円、何百億円もの
大きな事業をできるのか・・・
ということだったんです。

実はわたくしには、こころづよ~い知恵蔵君が
ついてるんですね・・・
その知恵蔵君のお知恵を拝借して、
ネット検索で復讐・・・おっとまた間違えた
復習してみました。

普通ならば、企業が金融機関から借入をするとき、
その企業の信用力を基礎に担保を組みますね。
企業に限らず、うちみたいな
零細個人業種でも、保証人と担保がないと
銀行から借入できません。

そこで登場するのが、
プロジェクト・ファイナンス(PF)なんです。

PFは、事業の資金調達を行う際、
事業者自身が借入を行うのではなく、
事業をを遂行する会社
( 特別目的会社 : SPC = SPECIAL PURPOSE COMPANY )
を設立し、この会社を事業者として
独立して借入を行う資金調達の仕組みです。
(行政でおお流行りのPFI方式もおんなじみたいです)

言いかえれば、PFによる資金調達を行うために、
子会社を設立するということです。

担保は、事業自体・・・
CEF社の場合は、風力発電の建設から管理運営に
いたるすべての事業が担保というわけです。

しかもSPCは証券取引法上の有価証券である特定社債と
優先出資証券が発行できるのです。

風力発電事業はお国も推進してるし
環境にやさしい、エコ事業だし、
未来はとっても明るい!
だからみなさん、償還だって、2~3%は見込めま~す!
と、宣伝して企業や投資家から出資者を募るんですね。
しかも事業の30~50%はNEDOからの補助金だし、
親会社にとっては、とってもおいしい仕組み!

しかし、この金融不況・・・

以前はCEF社のホームページでも出資者を
募っていた1口五万円のファンドですら
ほとんど集まっていなかったし、
いまや、ファンドの項目さえ
ホームページから消去されてます。

きっと、資金調達が難しくなってきたと
いうことなんでしょう・・・
だから、白馬と白滝山のふたつのウインドファームを
キンデンに売却したのではないか・・・

とまあ、ここまでの流れを
やっとつかむことができました。

どうでしょ?
CEF社さん、間違ってます?

コメント (3)
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