今日から12月議会。
今、敦賀は「もんじゅ」で揺れている。
明日は、馳文部科学相が「もんじゅ」の視察に来るそうだ。
「もんじゅ」は文科省の管轄であり、
今回、勧告を出した規制委員会は環境省だ。
どちらも省庁としては弱い立場である。
なんとしても「核燃料サイクル」を維持したい経産省は
国の関与を強くするための新組織を立ち上げるという。
原発から出た使用済み核燃料を「再処理」してプルトニウムを抽出し、
それを再び原発で燃料として使用する「核燃料サイクル」。
エネルギー政策の柱の「核燃料サイクル」は、
1988年に締結された日米原子力協定(包括協定)がからんでいる。
この日米原子力協定が、2018年に期限を迎える。
そんななか高浜3・4号機の再稼働をめぐる動きも加速している。
高浜町長は12月議会中に同意をすると発表している。
もちろん、高浜原発はプルサーマルだ。
規制委員会の突然の「勧告」で注目を集める「もんじゅ」を
舞台にした「物語」を見ているような気分にさせられる。
いったいこの物語のシナリオを作ったのは、誰?