「プリンセス・ダイアモンド」入港のニュースを
見ていたタミヨさんが、怒った・・・
「なんで、こんな時だけ敦賀に来るんやぁああ!」
もちろん、テレビに映し出された西川知事に
対してである。
プリンセス・ダイアモンドの船内で
歓迎のあいさつをする
西川知事が「福井」と言ったくだりで、
タミヨさんの怒りは、火を噴いた。
「敦賀に来とんのに、福井ってなんやぁああ!」
いやいや・・・お客さんは恐竜博物館やら嶺北へも
行くからやろ・・・と、言ううのは止めた。
火に油を注ぐほど、怖いもんはないから・・・
祭りのあいだ、市内のスーパーでは、
チーターこと水前寺清子さんの「敦賀とてもすきすき」が
1日中、流れている。
ノリのいい曲だし、4日の民謡踊りでも定番である。
で、今日初めて知った・・・
歌詞のなかに出てくるのである
「原子の発電所」という一節が・・・
敦賀名所は~・・・で、紹介される
トンネル風呂・気比の松原・とうろう流しに続いて、
色が浜のかいがら径をゆけば「原子の発電所」が結びだ。
ずいぶん昔の歌とは言え、
発電所が敦賀名所に数えられていたのか・・・
もひとつ、歌詞の中の「トンネル風呂」というのは、
北陸トンネルの工事で湧きだした温泉が
「トンネル温泉」と名付けられたからだ。
いっときはにぎわっていたが、今は昔の夢物語となった。
わたしより上の世代は「旅のお方」とか「旅のお人」という
言葉をよく使う。
敦賀が交通の要所として栄えてきたこととも
深くつながっている言葉ではあるが、
「敦賀のもん」と、ちゃうやん・・・という
思いも透けて見えるのである。
人道の港「敦賀」ではあるが、旅のお方だからこそ
歓迎したのかもしれない。
難民と呼ばれた人たちが、敦賀の地に移住したとしても
「旅のお方」と言い続ける「敦賀のもん」なのだ。
敦賀とてもすきすき・・・な、わたしの
今日のつぶやき・・・