はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

夢のもんじゅの亡霊

2020-06-27 | 映画・音楽・演劇・絵画など芸術関連

能には、亡霊がつきもの・・・

ツレの旅人とシテの亡霊、狂言方で成り立つ舞台だ。

 

コロナのせいで、公演が来年になった

「未練の幽霊と怪物」は、能の形式をとりいれた劇。

 

今日は、午後4時からパソコンで

その「未練の幽霊と怪物」のリモート劇を観た。

 

オンラインでの稽古をかさね、顔を合わせることなく

つくられたというが、まさに能舞台を観ているようだった。

ちょっと画面が小さかったけれど・・・

 

怪物は「敦賀」のもんじゅが題材である。

夢の原子炉・・・見果てぬ夢・・・そして廃炉・・・

 

夢のもんじゅの亡霊を、いまだに追い続けている敦賀の街。

もんじゅの亡霊は、まさにわたしたち自身なのだ。

狂言方を務めた片桐はいりさんのセリフ回しには

鳥肌がたった。

 

リモート劇と言う新しい形式と能が不思議な世界観を

醸し出していて思わず引き込まれてしまった。

来年の本番をぜひ、観たい!

 

 

コメント
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