氷点下の寒空で、猫が切ない鳴き声を上げている。
「猫の恋」は、早春の季語だ。
おお~・・・もう恋の季節なのか・・・
ちょっとうるさすぎる猫の声も
言葉として聞いてみると、なんだか楽しくなってくる。
時には甘えるように、
ねえ君・・・僕は君だけを愛してるんだよ💛💛💛
ある時は、金切り声で怒鳴り散らすように、
お前、だまって俺様について来い!!!
赤ちゃんの泣き声みたいに鳴くときは、
ねえねえ、僕ちゃん君のオッパイがほちいんだよ・・・
などと妄想にふけっている間に
急に静かになっちゃった。
きっと愛の営みがはじまったのかもしれない。
恋の季節に鳴くのはオス猫だけなんだそうな。
あ~・・・70年も生きてきて
まだイッペンもこんな求愛を経験したことが
ないなんて・・・