2009年2月8日(日曜日)
静岡県で最大級の風力発電計画が進行している南伊豆。
そこに住む住民の方が立ち上げられた
『南豆の和』http://nanzumn.web.fc2.com/
こちらはその風力発電の完成予想図
道路をつけるために削られた山肌は・・・
このように建設予定地やすでに稼働が始まっている
全国各地では、風力発電だけのホームページが
たくさん立ち上げられています。
で、一昨日のわたしのブログへのコメントに、
風力発電所からは人体に影響のあるような
低周波音は出ません。
そのような話は建設反対のための道具としては
使われていますが,現実の風車で計測された実績では
問題にならないことが確認されています。
谷岡参議院議員の趣意書にも低周波音と
書かれていますが誤解です。
とありましたので、
コメントをくださった「風のちからさん」
あるいは風力発電の推進にかかわっておられる
みなさまがたにお願いがあります。
計測された実績の数値、あるいは建設にこぎつけるまでの
CO₂排出量の測定値、
環境影響評価方法書に対する意見を取りまとめた文書、
またその意見書に対する回答書、
耐用年数に至った場合の風車の処理方法などなど、
お教えいただきたいのです。
推進しているNEDOや建設・管理運営をしている会社の
ホームページなどからは、こういった情報が
どこにも見当たらないのは、
わたしの情報収集能力が劣っているからだと
思っております。
ですから、ぜひともそういった情報を知ることができる
ホームページなども教えてください。
よろしくお願いします。
さてこちらは、
『南豆の和』から
【環境に優しいと思われている風力発電、
その問題点とは?】
http://nanzumn.web.fc2.com/fusha/fusha.html
4.騒音・低周波音健康被害
南伊豆では風車建設予定地から数百mのところに
住んでいる人がいます。
風車が 建設されると、24時間鳴り響く モーター音、
風切り音に悩まされることになります 。
愛媛県伊方町では、風車近隣(200m以上)に住む人は、
騒音、低周波音の影響で眠 れない日々を過ごし、
多数の人が健康被害を訴えています。
地域住民は、その苦しみを「地獄のようだ」と言っています。
愛知県豊橋市の人たちも同じような被害を訴え、
「生殺しの状態」と苦しみを表現しています。
これらは、聴こえる音(騒音)と聴こえにくい音、
あるいは聴こえない音(低周波音・超低周波音)が
入り混じった音による被害です。
症状は、睡眠障害をもとに頭痛、耳鳴り、吐き気、抑うつ、
不安、腹・胸部の圧迫感、肩こり、手足の痺れ、動悸、
顎の痛み、脱毛、ストレス、脱力感など、
自律神経失調症状に似ています。
ただし、風車が止まったり、住んでいる場所から離れると、
これらの症状は消えてしまうのです。
これが風車による騒音、低周波音健康被害の特徴です。
熱川・天目の場合、約3ヶ月の試験運転中
(全10基運転は数日のみ。5~8基運転が中心)に
100名ほどの居住者のうち、
29名から被害の訴えがありました。
血圧障害で倒れる人がいて、
なかには入院した人も4名います。
被害を訴えた人は、風車から350m~700mに
住んでいる人が多かったそうですが、
影響の範囲は半径2kmほどに及ぶと言われています。
ペットの犬や猫にも影響が出ています。
犬は、夜中 吠え続け、室内を駆け回ったり、
壁をかきむしったりするそうです。
犬・猫の嘔吐も見られということです。
http://nanzumn.web.fc2.com/seitai.html
風力発電施設が発生させる超低周波・低周波騒音(ILFN)が
健康に与える影についての研究は2006年以降に
取り組み始められたようである。
論文発表は昨年、フランスのリヨンでの
第2回風車騒音国際会議でのペレイラ・ブランコ両博士の
研究発表が初めてらしい。
しかし、1980年代からの音響振動が生体に
どのような影響を与えるか、「振動音響病」(VAD)の
研究の蓄積があるポルトガルでは今後、
風車の超低周波・低周波騒音の健康への影響が医学的に、
特に病理学的、臨床学的な面から究明されることが期待できる。
ポルトガルにおける「振動音響病」(VAD)の研究内容は、
日本では潜在化していてまったく理解されていない
超低周波・低周波音による慢性的な健康被害の原因について
明らかにするものであり、風車による健康被害についても、
その病理を明らかにし、症状、病状の進行状態や変化の様態を
教えてくれる貴重な資料を提供してくれるものである。
概念としてライフサイクルアセスメント(LCA)
というものがあります。欧州では多くの試算例
があります。
(風の吹く場所に建てれば)という前提ですが
製造から廃棄までに必要なエネルギーは
風車の場合1年未満で回収されます。
環境影響評価書(案)は地元で縦覧(誰でも見られる)に供され後、寄せられた意見は評価書に反映されて初めて(案)がとれます。評価の方法も環境影響評価方法書という形で縦覧に供され誰でも意見を提出することができるものです。
世界で一番大きな風力発電機のメーカーであるヴェスタスの3M機の場合、風車の製造、建設、運用、廃棄に投じられるエネルギーは7ヶ月程度で回収されます。ヴェスタスのホームページに詳しい資料が出ています。
また、風車から発生する低周波音でVADになるなんて、ナンセンスです。これは音響工学の世界的名権威も日本の権威もはっきりと否定しています。
ちなみに南伊豆町で風力発電に反対しているのはほとんどが、町外からの移住者やあるいは町外の人たちです。また、東伊豆でも風車から2km以内に住む地元住民には被害は出ていないのに、なぜか別荘地住民からだけ被害がでているそうですよ。変な話ですね。
低周波音による被害(と言われるもの)のうちほとんどは通常騒音によるものです。
いろいろとコメントありがとうございます。
アハハ・・・
わたしもびっくり仰天!
環境影響評価方法書の縦覧をして、意見書も提出しておりますが、回答もなければその情報がどこにも
公表されていないから、教えていただきたいと言ったまで・・・
NEDOや民間会社のしめすメリットだけを信じて推進しておられるみなさんにも
へ~びっくり仰天・・・しているだけです。
風力発電事業に反対する理由があるのなら、反対の根拠が正しいことを証明するのは反対する方の責任ではないでしょうか?
また敦賀市はこの方法書については、何も関係していないので(縦覧の場所を貸しただけ)
情報公開請求しても出てきません。
しかもそのために報酬その他の血税を受け取っているのですから、ブログで情報を募るよりもそちらが優先だと思います.
風力発電の建設はお国のNEDOというところが、補助金を出し推進しています。
ブログでかいているのは、少しでも市民のみなさんに風力発電の建設について、知ってもらいたいから・・・
現にこうやって、みなさんがコメントを書いてくださっています。
ブログでの情報発信も大切だと思っています。
■あなたが鵜呑みにしている、あるいはNEDOの言うように平均風速4m/s程度あればEPTは1年未満などという数値は到底ありえないのです。だからこそ、はるみさんは公式性能ではなく実際の風力発電事業についての実態や稼働率からの具体的なデータを募集しているのですよ。
■現状ではアセスメント制度がまともに機能したとしても、風力発電の性能は公式性能しか示されないのですから、その範囲で判断する限り、妥当という判断しか出来ないのです。その結果がつくば市の惨憺たる実体なのです。つくば市の轍を踏まないためには事実に基づいたデータが必要なのだとはるみさんは考えているのでしょう。
■「びっくり仰天」さん、『風力発電事業に反対する理由があるのなら、反対の根拠が正しいことを証明するのは反対する方の責任ではないでしょうか?』はおかしな理屈です。風力発電を行おうとする事業体は、関係者住民に対してその意義や性能について納得できるだけのデータを提示して開発許可を求めるべきものです。関係者住民に対して十分な説明をし、同意を取り付けることが風力発電事業を行おうとする事業者の責任です。勘違いしてはいけません、何らかの事業を行おうとする者の側に、その事業によって影響を被る関係者に対してその事業内容や影響を説明する責務があるのは当然です。
■これまでの風力発電事業は事業者側の科学的・現実的な裏付けのない一方的な説明で関係自治体や住民が納得してしまった結果、数多くの失敗を経験してきているのです。その過ちを繰り返さないためにこそ、過去の失敗のデータを収集することに意味があるのだと考えます。
■「風のちから」さん、「びっくり仰天」さん、今後本当に風力発電が確固とした技術になるためにこそ、通り一遍の公式性能ではなく、具体的なデータそれもできれば失敗した事例のデータ収集こそ重要なのだと考えますが、いかがでしょうか?はるみさんは事業者の公式発表では表に出ることのないそんな生きた情報を求めているのです。それを呼びかけているのです。
適切で理路整然としたコメントをいただき、ありがとうございます。
わたしの言葉たらずの文章をたすけていただき、感謝いたしております。