森林からブナなどの広葉樹林が姿を消し
高速道路や新幹線などの工事で山肌が削られ
山に住む動物たちは、食べ物や住処を失った。
クマは、冬眠できるだけの木の実を食べられずに
里へ下りてくるのだ。
今朝、敦賀駅周辺でクマが人を襲ったという
ニュースが流れた。
とくに今年は、ドングリが不作だという。
クマやイノシシだけではなく、鹿も里へ下りてきている。
キンキクリーンの処分場のテッペンは、
鹿のフンだらけだった。
新幹線のトンネルのひとつである深山では、
新芽しか食べない鹿が、低木の根元まで食べつくしていた。
敦賀市を取り囲む山々に風力発電所が
建設されることになったら、山に住む動物や鳥たちは
市街地へ移動してくることになる。
自然環境をこれ以上、破壊しないことが
森にすむ動物や鳥たちを守り、水環境を守り、
ひいては里に住む人々を守ることにつながる。