中西正司さんと上野千鶴子さんの
共著『当事者主権』(岩波新書)は、
社会を変えるのは「当事者」であるという提言の書である。
この本の中で言う「当事者」とは
「当事者能力」を奪われてきた人たち、
女性、子ども、高齢者、障害者のある人たちのことだ。
わたしは、この本をぜひ 行政の職員のみなさんに
読んでほしいと思っている。
職員のみなさんのみならず、学校の先生方にも・・・
マイノリティーな立場におかれた人たちのために
働くことが、わたしの議員としての姿勢でもある。
そういうわたし自身も、マイノリティーな立場に
おかれていることを十二分に自覚している。
なのにほかの人に助けて! と言えない、頼めないという
厄介な性格まで持ち合わせている。
そんなわたしが、近ごろ素直に助けて! と
頼ることが当たり前になってきているのだ。
この変化は、いったい何なんだろう?
歳のせいなのか・・・はたまた性格が変わったのか?
今日もいろんな人に助けてもらった。
「ありがとう」の言葉が素直に言えるわたしが
うれしい。