ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

赤ちゃんに・・

2011-11-01 16:28:00 | ひとの幸福
前に、「周りのおとなが子どもを創る」と書いた。

産んだ子どもが抱っこされている位のまだ小さい頃のこと。

娘がテーブルの角に頭をぶつけた時、

傍にいた母が「こんなところにテーブルがあって、ダメねー(^^)」と言った。

テーブルに向い、「ダメでしょ」と言って、叩く素振りをした、

・・ように記憶している

これを見た私は「テーブルのせいなんかにしないで!

そんなことしたら、子どもは自分じゃなくて、

なんでも、他のせいにするようになるでしょ!」と母に向って怒った。

ひとのせいにするのは良くない・・

・・というのを固く持っていた私だったなぁ。

だから、母を咎めた。


今だったら、そういうひとを見ても、

なんの問題にもしないだろうと思う。

それ一回でどうかなるなんてことないだろうしね。

その会話を見聞きした子どもに何が印象付くかといったら、

ひとのせいにする云々より、

私の怒った顔の方が残るかもしれない・・と思ったよ。

ご飯 と お金

2011-11-01 14:42:31 | ひとの幸福
例えば、お店で何か品物を手に入れるとき、お金を払う。

お金を払うのは当たり前。

不自由にも思わない。

欲しい物が買える。お米を自分で作るなんて出来ない。

凄くお金は便利。

だけれど・・・

例えば、持ってるお金を全部箪笥にしまっていて、

地震が起こって津波でその箪笥は家ごと流されちゃって、

そのお金はどこかへと流れて行ってしまった・・

一瞬にして、一文無しになってしまった。

あり得ないことじゃない。


物を手に入れるのにこの世ではお金が要る、

という知識があるので、たちまち不自由になる。

そういう知識が無い赤ちゃんは・・・関係なく、笑っている。

物を簡単に手に入れられる仕組みが、この場合、

いきなり、のろうべき仕組みになっちゃう。


例えば、世界中の人みんな全員、

お金がなくても、食べ物や着る物や、

住める場所があれば生きていける。

米がないとご飯は食べられないけど、

お金という紙や金属がなくても、米があればご飯は食べられる。

世界中の人が食べる分の食料はこの地球にある、

それを捨てている所と、足りない所があるだけで・・。

事実として、お金のシステムがなくても、ひとは生きていけるはず。

原始時代も人は生きていたから。

そして地球には豊かな物質、豊かな人材はある。

こういういろんな不都合、お金にまつわる不幸が、

生まれることに“なる”お金のシステムが

永遠に続くなんてこと、誰も言い切れない。


人類の歴史は“なる”べくして成ってきた歴史だ。

今西錦司さんの進化論もそういうことみたいね。

かなり先の話だろうけど、いつか必ずこういうシステムは消えて、

別のシステムによる世の中に“なる”のは必然なんだろうな。

“する”んじゃなくて、“なる”成り方でね。

ひとがもっと変わると、自然とそうなるようになるんだろうな。

焦っちゃいけない。