先日の研修で、
「今、目の前で起きている様々な出来事は例え全く関係のないようなことに思えても全ては
自分の一番最初の先生である両親に真の感謝ができているかということと深い関係がある」と
いうお話を聴かせていただいた。
この言葉を聴いたとき、とても安らかで穏やかな涙がすーーっと頬を伝った。
「ほんとうにそのとおりだなぁ・・」という気持ちと
「私は本当に・・本当に深く癒されてきたのだなぁ・・」という静かな喜びに胸がいっぱいになった。
この研修の数日前、てんてんは心の奥底から今の両親が自分の親で本当によかった・・。
この両親の子供で本当によかったという想いが溢れたことがあった。
特別な出来事があったわけではなかった。
だけど、てんてんはまだまだだけど・・少しずつ少しずつ強くなってきている自分を感じている。
そんな自分を感じたとき、「きっと私はあの2人の子供だったからここまでがんばることが
できたんだ・・」って思うのだ。
そしたら泣けて泣けてしょうがなかった。
父のことはアロマに出逢うまで「きっと一生好きになるなんてありえない。」と思っていた。
けれど少しずつ父と私はそっくりだということがわかってきた。
父の寂しさ・・孤独感・・不器用さ・・そして照れ屋なところ・・・瞬間湯沸かし器のところ・・
そのどれもが私そのものだった。
私は自分の子供を授かって、子供を育てていく過程の中で父の弱さに初めて気付いた。
それは私の弱さでもあった。
私は父にとてもとても愛されていたんだ・・そのことに気付いたとき嗚咽と共にたくさんの涙を流した。
父の裏表のない性格・・・誰にでも同じように人と接することができる父は本当に素敵だと思う。
そう・・父は誰にでも怖い。そして誰にでも偉そうなのだ。(笑)
そしてほんとはとっても優しいことも知ってる。
母は本当に努力家・・。コツコツ・・コツコツと地道な努力を怠らない人・・。
そしてやっぱりやっぱりとても優しく思いやりに溢れている・・・。
そしていつもお笑い心を忘れない人・・・。
両親に対してとっても生意気な言い方かもしれないけれど、2人の良いところも・・
また弱さも全部知っていて・・・それでもやっぱり私の両親でいてくれてありがとう~の気持ちが
溢れる。
この2人の間に生まれた私だからここまであきらめないでがんばってこれたんだ・・・。
この両親の間に生まれこれたことを心からうれしく思う。
先日、母とおでかけをしたときに母がふいにぽつりとこうつぶやいた・・。
「典子はほんまに優しいなぁ・・」と・・・。
てんてんは「もう~こんなとこでそんなこと言わんといてよ~~」・・と照れながらも涙を抑える
のに必死だった。
母は・・「照れるかぁ?でもあんたはほんまに優しい子や」と続けた。
少し前てんてんは「私はまだまだ優しくないなぁ・・もっともっと優しくなりたいなぁ・・」と思っていた
ところだったのだ。
母はこうやって幼いときからいっつもちゃんと見ていてくれた。
どんなときもどんなときもいつも母の優しさの支えがあった。母がいなかったら弱いてんてんは
どうなっていたことか・・・。
お母ちゃんの言葉は照れくさかったけど・・やっぱりうれしかった・・。
自分の良いところもまた弱さも全て知ってくれてその上でまるごとそのままを愛してくれる人
がたった一人いるだけで人は強く生きていけるんだね。
(でも・・てんてんには幸せなことに全てを知っていながらまるごと愛してくれる・・そう無償の愛を
送ってくれる人が他にもたくさんいるんだぁ~幸せ者。)
お母ちゃんにはほんまたくさんお世話になったからな・・・。ほんまにいっぱいいっぱいね・・。
そやから今度は私の番や・・・。気をつかわんとなんでも言ってや。
もちろんパパもね・・。
両親・・・それはてんてんの誇り。