苦い夏

2005-08-27 09:45:57 | 出来事

 もう触れたくもないと思っているのですが、結論が出るまでは落ち着きません。
駒沢大学付属苫小牧高校野球部暴行事件、和解したようです。
当初私は、何とか寛容な配慮でこの優勝が揺るぎないものになる様にと願いましたが、今はどういう判断をされようとそれで良しと思うようになりました。
時間の経過と共に、気持ちも変化しました。あの感動も薄れつつあります。

 明徳義塾の一件も含め今回のこの事件では、社会の縮図を見る思いがしました。
縦社会であると云うことと、起きた不祥事の発覚を恐れ、もみ消し、隠蔽工作。
健全であるはずの学舎であって、ましてやスポーツを志す者達が集う場でありながらこの現状なんですね・・・

 他のブログを読んでみても様々な意見がありました。
体罰と考えるか指導の一環として捉えるか 
殴られるには理由がある
親の抗議に異論  
どんな理由があろうとも暴力はいけない  
等々

 どの意見も一理ありますし頷けるのですが、ただ昔からこういう事はあったことで、それを受け容れられない生徒と親が悪い・・・・と言うようなニュアンスの意見はチョット違うかなと思いました。本当に相手を思っての暴力は絶対相手に通じると思うのです。どうして殴られているのか、それは解りますよ。今回、同じ生徒に二度も数十回も殴ると云うことは、明らかに腹立てて憎んで叩いているとしか思えません。よほど嫌われたんだなと思いました。これは個人的感情ですよね。
 練習態度が不真面目だったとの理由が挙げられましたから、確かに殴られる理由があったと思いますが、これはいじめ問題同様、
いじめられる要素があるからと言っていじめて良い ということにはならないと思います。

彼ら達はそれぞれ この苦い夏の思い出を背負って、歩いていかなければなりません。 高野連の結論は今日です。