山でも里でも、
初冠雪、初雪、初霜、初氷と、白い便りが届くようになりました。
誰かが追いかけてきたようで振り向くと、
それは、風に遊ぶ枯れ葉のロンド(輪舞)。
まとわりつくように過ぎて行った夏は、
又巡り来る番を待って、ちゃんと春の後へ着いて行きました。
神無月の頃も既に半ばを過ぎ、
しみじみと後ろを振り返っています。
本来なら、
ため息を踏みしめながらも、通勤の道を歩いていたことでしょう。
この季節の先に春が来たら、
晴れて仕事を卒業して、
開放感と脱力感と達成感が待っていると・・・
人生終盤、
途中下車しました。
歩けるでしょうか?
冬が顔を出しています。
出来る事なら冬眠したいです。
「あー 食べた食べた!」 とそのまま眠り、
目が覚めたら春っ! なんて、
なんと素敵な事でしょう。