事実は小説より奇なり

2012-04-07 21:09:55 | 出来事
話せば長いし、言葉に出すのも文字にするのも気が重く、胸の真ん中に大きな重いシコリを抱えている様な日々だった。 けれど今少しずつ軽くなってきた。


昨年1月 親がトイレの水を溢れさせ下の階迄水浸しにしてしまった。
今年2月 同じ事を起こした。 この時点で引っ越しを決断する。
今年3月 未明に出かけ警察に保護され帰ってきた。
々 3月 又々水を溢れさせた。 


これらの出来事に私の思い、感情、親の気持ち、様子、親との会話、一階住人の心中、それらを全て書き連ねたら長編物になる。 
パートは辞める、これは去年から考えていた事、更新はしないと。 5月の誕生日までなので、それから引っ越しと思っていたのだけれど、3回目で5月迄は待てないと思いもうこの1,2週間で越さなければと思った。 ケアマネージャーが私の負担を心配して引っ越しの間ショートステイを利用したらと勧めてくれて依頼してみた。 一昨日から2週間の予定で短期入所した。 新居は契約した、引っ越しも決めた、取りあえずの諸々手続きは済んだ。 最終的な引っ越しは5月だけれど、親も私も2週間後からこの快適な部屋で寝起きすることは二度とないのだ。 休日の日中は親を連れて残ってる荷物整理には来るけれど。



未明に親が外へ出たのを私は気付かずにいた。 3月20日の祝日、私は4時頃から起きていて休日だし赤飯など蒸かそうと準備をしていて、5時にインターホンが鳴り警察が「○○○子さんをお連れしました」で、「えっ!居なかったの?」と愕然とした。
うっすらと雪が降り冷え込んだ朝だった。 パジャマ一枚で夢で見た友人の所へ行くつもりで出かけた親は、よくも転ばず倒れず、そしてインターホンを見つけて押したものだ。 3時頃の事だと云うから家を出たのは3時前だろう、下手すれば凍死してもおかしくない状況だったと思う。 家へ帰ってきたのは5時だから自分の家も電話番号も分からなくなって警官と家を探した様だ。

 

そして、不注意で三度もトイレの水を溢れさせ被害を及ぼした私達に、誰からも一度も非難の声を受けなかった。 普通なら「又?」とか「いい加減にしてよ」とか「何なの?」とか「え~~!!」くらい云われて当然なのに、むしろ穏やかで温厚。 それに救われる思いはしたけれど反面それ故一層申し訳が立たなく、一日でも早く越さなくてはと思った。

マンションのオーナーはひだまりの座布団のような人。 暖かさをいっぱい含んだふかふかでほっこりした人。 新築と同時に入居してずっと居続けた事と同い年という事もあって、いつもとてもよくして貰った。 

考えてみると私も親も運がいいのか、いやそれともなにか「持ってる」?のかな(*^^)v

今日の空