些細な事から始まる大それた事

先日の、近隣トラブル発端による世田谷立てこもり事件は、被害者と加害者の人間性みたいなものがはっきり見て取れるような気がした。　加害者の８６年もの人生をこんな形で自ら終えるってさぞ不本意で無念だっただろうと思う反面、つのる遺恨を晴らし本望だっただろうかと色々考えさせられた。　日本刀を振りかざし相手の首を切り、そして自害する、本懐を遂げる武士の様だ。　

野良猫に餌をやったり狭い道路に鉢を置く、マナー違反。　注意すると私の勝手と云う。　ちょっとでもあ～そうだねと云うところがあればこんなことは起こらなかっただろうに。　　放っておけばいい、構わなければいい、人はそういうだろうけれど彼はきっと強い屈辱感を味わったんだろうと思う、　日本男子として・・・・
　
トラブルなんて大抵は些細なものだ、でもこれがストレスとなって知らぬ間にどんどん蓄積されていく。　　めぐり合わせも相性も不運だったのかもしれない。　長年住んでいた加害者の近隣に被害者が暮らすようになって２年ほどらしいけど、気にくわない気持ちをつのらせながらの２年って気が遠くなるほど長かっただろうと思う。

最近、殺人事件が多いなぁ。