「おやすみなさい」
そう、あなたにつぶやいたら、
眠ることができるのだろうか
疲れ果てて、
すべきこともできず、
そのジレンマにしばられて
それでも、ベットの中にもぐりもみ、
今日という日を終える
少しまどろんでは
また覚醒する
その繰り返しで朝を迎える
「おやすみなさい」
そうあなたにつぶやいて
髪をなでてもらえたら
ゆっくりと深い淵におちるように
眠りにつくことができるのかもしれ . . . 本文を読む
ぽっこりお月様の今夜
離れていても
同じ月を見上げることはできる。
同じ月の明かりに照らされて
今
あなたがいなくなってしまうのではと
恐ろしい闇の中に
吸い込まれかけた
まだ、思い出にはならないで
生かされる意味が
ここにある。
. . . 本文を読む
「ごめん、ごめん」
抱き着いた私の耳元でつぶやくあなた。
緊張の糸が、一瞬緩んだ。
何年も合わないのに、
連絡すらほとんどとらないのに。
突然に表れるあなた。
信頼
その二文字だけが私たちをつないでいる。
. . . 本文を読む
本来、夫婦というものはそういうもののはずなのだと
形がどうのこうのというものではない
ただ、一緒に歩むということは
互いが互いを尊重し、
認め合い
人と人として、
喜chんといきていくということなのだと
そう思う
助け合いながら、いたわりながら
何かのバランスが壊れたまま
その壊れたバランスの板にのりながらというのは、
やはり無理がかかる
そうしなけらば
作りきれない形とい . . . 本文を読む
だれだって、
その人の特別になりたいって
いつも思うものなんだ
ちっともそんなこと
気がついてもくれないけど
だから
つまらないことで
つまらない嫉妬をするんだもん
強がっていたって
素知らぬふりをしてたって
あなたにとってだけ
かわいい女でいたい
そんなもんなんだよね
女って . . . 本文を読む
どうすれば其処に行けるのだろうか?
時々目を閉じて其処を思う。
暖かなどころなのだろうか?
それとも、厳しい寒さのところなのだおうか?
明るい場所なのか?
闇のようにくらい場所なのか?
あなたは今そこで何をしていますか?
私に話てください。
何が見えますか?
私に教えてください。
遠いところですか?
それともとても近いですか?
何もかもがわからない場所。
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今、
今すぐにあなたを抱きしめたい
あなたに抱きしめられたいのではなくて
私があなたを抱きしめたい
あなたが抱える恐さとさみしさを
ほんの少しだけでも
私にわかりあえるのなら
あなたのそぼにいて
あなたを抱きしめたい
. . . 本文を読む
切なる願いがかなえられる日がくるのでしょうか?
心を鎮めるために、日々祈るなか
その祈りは天にとどいているのだろうかと
浅ましい思いに駆られます
ただ、無心に祈ることができるのなら
ただ、あなただけを思うことができるのなら
祈り
祈る
ただ祈る . . . 本文を読む
今度、殿方と二人きりで密会するんです。
内緒なんです。
これってデートでしょうか?
不倫かしら?
もう忘れていたような約束なんですが、
突然の連絡
『飴が入荷しました。』
とのこと。
そして、更にまだ社交辞令のような約束もあって、
それも覚えていてくださったらしく、
いろいろ一度に受け渡してくださるらしい。
こちらが忘れていたようなことなのに、覚えていてくださったこと . . . 本文を読む