あなたは繰り返し私に言うけれど、
まだあなたは、あの女性を愛していて、ずっと守り続けている。
守ってあげなくては、そう想いまもってきたあなたは、
あの女性を今もまだ、深く愛してまもっている。
私は、その隙間にも入り込むことなどできなくて、
あなたが、あの女性の名前を口にするたびに、
私の心は小さく硬くなる。
途切れる意識の中で、あなたがほんの少しだけでも私のものであればいいと、
邪まな想い . . . 本文を読む
「たすけて」
何度も何度も叫ぶのに、
誰にも聞こえない。
普通にしているということが、苦痛でつらくて大変で。
本当はそんなことはどうでもいいことなんだけど、
それでも、なんとかうまくいろいろなことをしていこうと思うと、
どうしてもそうしていないと、うまくはいかない。
異分子は排出される
一人になるのが怖いのではなくて、
そうしたらいけいから、
いつでも、心が叫ぶ . . . 本文を読む
一旦、毎日かくことをやめてしまったら、
それはそれでどこかが楽になっているような気がする。
でも、言葉を吐き出す場所を確立しておかないと、
私はやっぱりいけないみたい。
まいごになっている言葉をさがしたり、
逃げて行った言葉を拾い集めたり、
たまってしまった言葉をはきださないと、
どんどん心が重くなっていく。
ゆっくり、ゆっくり、生きることができたら、
それが一番の幸せなのだと思う。
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西の空が、まるで朝焼けのように染まる。
そろそろ一日が大方おわろうとする。
まだまだつづく今日。
娘たちの学園での2000日がそれぞれに終わり、そしてまた新たな日々を送り始めて、
私の生活もまた変わっていった。
幸せを抱きしめながら、笑顔を作り、そしてまた明日をみる。
ここに、さまざまな言葉や記憶や想いでを置き、
そして私は自分を取り戻しながら、もう一人、またもう一人と自 . . . 本文を読む
白い金魚が死んでしまって、
その寂しさで赤い元気だった金魚がしんでしまった。
そして、知り合いの愛犬(その方の娘のような)エリーが静かに眠った。
大切な人が天国に旅立ち
昨日、ハワイにいるお友達の愛娘(ゴールデンレトリバー)が、
16歳で虹の橋を渡った。
寂しいことや悲しいことは連鎖するのだろうか。
立て続けに大切な愛おしさが、
虹の橋を渡る。
きっと大渋滞になっている。
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また、大切な人が天国へ旅だっていきました。
家族ぐるみで、まるで家族のように、
その方の奥様も、娘さんたちも、お孫さん達も、御兄弟、そのご家族も、
みんなお付き合いがあります。
家の娘たちも、ご自分の孫のように可愛がっていただきました。
「じいじぃ」
と、私を含め娘たちもそう慣れ親しんでそう呼んでいました。
私たち夫婦が、仕事場で些細なことで喧嘩をしていた時、
「もうやめろ!明日、俺がそこに . . . 本文を読む
どうしようもないことなのかもしれない、
そんなひとつのことでも、自分の無力さを恥じて、
不甲斐なさに憤りを感じ、自分自身への怒りで全身を震わせる。
そんなあなた。
毎日毎日、こんなに話をしたことがないほどに、
あなたと時間お許す限り話をする。
その日にあったこと、
思ったこと、
楽しかったこと、
悲しかったこと、
つらかったこと、
おもしろかったこと、
家族のこと、
お互いのこと、
様々な話を . . . 本文を読む
「あっ、」
乱れた呼吸の整ったころ、ベッドの上にゆっくりと起き上がった彼女が、自分の顔が写りこんだ鏡を見て小さく声を上げた。
「何?」
彼女を後ろから抱きながら、鏡の中に二人の顔が並ぶように彼女の肩ごしに鏡をのぞきこんだ。
「私・・・、私の顔・・・」
自分の顔を見ながら、何かを言いかけた。
「さっきよりすごく綺麗だ。色っぽい顔になった。」
彼女の耳元でそっとつぶやき、彼女のその細い首筋に唇を這わ . . . 本文を読む
キスをして
その手で私の頬を包みながら
抱きしめて
その手で私の肩を包みながら
いつまで待てば
あなたに逢える
どうしたら
あなたにふれることができる
「君が幸せであるように」
その時まで
私の幸せって
あなたに抱きしめてもらうことじゃないの
「今、そうしたら 君は壊れてしまうでしょ」
私を
好きでいて
ずっと . . . 本文を読む
「もっと自信を持てばいいのに・・・」
自信ってどこから拾ってくるの?
自分の何を信じるの?
信じるって何?
何を求めればいいの?
求めなくてもいいの?
確かなものは自分の中にあるものだけ。
それでも、それが正しいものなのか、否か、それはわからない。
判断は自分でするものだとしたら、
その判断はすべてが正しい。
でも、それを他に求めるとしたら、
すべては否定されてしまう。
揺るぎな . . . 本文を読む
自分に問うことを
あなたに聞いてみた。
返事は聞きたくなくて、
なのにあなたに聞いてみた。
ぼろぼろ涙をながしながら、
声にならない言葉で、
あなたに聞いてみた。
わかっている間違いを、
どうして正そうとしないのか。
明日を探しながら、
明日を求めながら、
明日などいらないと嘯いてみる。
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下の娘が、短期留学からもどり、家のなかににぎやかさが戻ってきました。
「もう、二度といかない。」
「一人暮らしは絶対にしない。さみしい」
とおおまかにはそんなところです。娘は。
帰ってきたとたんに、いつものわがまま娘に戻っています。
でも、どこか大人になってます。
そんな娘が愛おしいなと思う私です。
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