ずっときがつかないまま生きてきた。
でもそれは気がつかなかったのではない。
気付きたくなかったのだ。
そのことだけがわかった。
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いまだに、どうしてここにいるのかがわからない日々。
酔っ払えば酔っ払うほどに、私の警戒は強くなる。
「好きだから」
そう言い残して寝室へと向かう亭主。
そう言われれば、言われるほどに、固くなに心は閉じていく。
あの日から二年半が過ぎようとしている。
記憶と言うものは薄れるものなのだろうか?
それとも、鮮明に色鮮やかに残るものなのだろうか?
心電図が不整脈をとらえだしたのはそのころから。
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この連休、亭主や娘たちの用事にふりまわされていたのもある。
が、レシートの整理すらままならなかった。
自分で書くことを放棄したのだろうか。
モレスキンにかきこむこともなく、ただ日が過ぎた。
日が過ぎた?
正確には、時間が流れ去って行った。
さて、日常をとりもどそう。
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「今から京都へ行ってきます。」
夕方、友達からメールが入った。
離婚して一人で娘を育てている。
(一人暮らしだった、実母と同居してはいるが)
娘と二人で、京都へとむかったらしい。
相変わらず、この連休は亭主に振りまわされている。
そんな中、不審者につけられた娘。
やはり穏やかな生活は訪れはしない。
眠れるときにねむろう! . . . 本文を読む
「いったい何がしたいの?」
そう問われ
呑んでいる席(他にきかれることもないところで)だった。
「人生を棒にふってもいいくらいの恋がしたい。」
そう真顔で答えた
「もう、あんたねぇ~~」
とのけぞられた。
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