オバラです。本日も大人クラス生徒さんの展覧会のお知らせを致します。
中野さん、嗜みというにはかなり本格的なたくさんの趣味(というのもはばかられますが)をお持ちです。素晴らしい所はその趣味全てがバラバラではなく、ギターもワインも漢詩も絵画も、中野さんのフィルターを通し融合されているということ。そんな中野さんの自然観と美意識をふりかえる事が出来る展示会となっております。
印象的に輝く光をテーマにした絵画にあいまった、この詩に掬されるような風景に対する深い愛情、恍惚として言葉も出ない感動は、リルケにも及ぶ境地でありますことでしょう。
皆様ぜひ足をお運び下さい!
【第54回 日本水彩画会 神奈川支部展】
会期:2月8日(水)~2月12日(日) 10:00~18:00(最終日15時まで)
会場:アートガーデン川崎 川崎区駅前本町12-1 リバークビル3F
℡044-200-1415
以下、中野さんより
水彩画『アルザスのコルマールのクリスマス・マーケット』40号を出展いたします。
この展覧会は、多分水彩画では神奈川で最高の絵が揃っていると確信いたします。(勿論、私は別にして)
そこで、いささか、パロディなのですが、この絵に漢詩をつけました。(今後推敲しまして、字面は若干は変わるかも知れません)
科爾馬聖誕節市場 科爾馬の聖誕節市場 コルマール
千秋甃砌露華鮮 千秋の甃砌(しゅうせい)露華鮮やかなり
屋宇綺窓幾百年 屋宇の綺窓 幾百年
聖夜清光燦燈影 聖夜 清光 燈影燦たり
𦾔街絢爛向誰傳 𦾔街の絢爛 誰に向いて伝えん
さて、漢詩の内容は全く無視して戴きたいのですが、3月の漢詩の展示会には、何とか油絵を持ち込めました。
実は、3月16日と17日(AMのみ)に横浜開港記念会館で漢詩の書や色紙の展示会(その他講演やゲームも有)がありまして、油絵P30号ブリュージュと小生の駄作の漢詩(但し字は本物の書家)を出品します。
ところが、先記の水彩画の展覧会には、漢詩の色紙は持ち込めません。
ということは、東洋の文化の方が、西洋の文化よりも抱擁力があるということになります。
これは面白い話と思われませんか。